金武町新開地
異国情緒あふれる雰囲気が魅力の散策スポット
アメリカ軍兵士の歓楽街として栄えた
金武町にある新開地は米軍基地キャンプ・ハンセンの前に広がる街。朝鮮戦争をきっかけに当時の金武村に基地が建設され、その向かいに米軍兵士用の歓楽街・社交街として形成されていった歴史がある。最盛期だった1970年(昭和45)前後のベトナム戦争時代には、街中が兵士であふれ、日夜そこかしこでドル紙幣が舞い降るお祭り騒ぎだったらしい。その後、地元民、米軍兵士、観光客の集まる繁華街として栄え、「金武町の銀座」といわれた。今でも横文字の店が立ち並び、そのほとんどがドル紙幣に対応。沖縄本島のなかでも特に異国情緒を感じることのできる場所のひとつだ。
異国情緒あふれるフォトジェニックスポット
国道を挟んで基地のゲートの向かいに位置する街の入り口には、シンボルである日の丸と星条旗が掲げられた象徴的なアーチが待っている。街に入ると、所どころにアメリカンでカラフルな看板があり、フォトジェニックな光景が広がっている。実際に絶好のフォトロケーションとして雑誌や映像などの撮影地としてもよく使われている。英語の表記と、時代を感じるコンクリート造りの建物が特徴的だ。文字の薄れた看板やペイントが、賑わいを見せた時代からの年月の経過を感じさせるとともに、レトロな雰囲気を作り出している。日本人がほとんど出入りしない店もあり、店内からは英語が聞こえ、日本にいながら外国にいるような気分を味わえる。
ご当地のアメリカングルメを楽しめる
沖縄のソウルフード「タコライス」発祥の地としても有名な金武町には、米軍兵士がよく訪れることからアメリカングルメの店が数多くある。特に県内外から人気を集める「キングタコス」のタコライスが有名だ。ボリュームたっぷりで安価なことから、外国人にも評判。ほかにも、ハンバーガー屋やカフェなどが立ち並ぶ。サイズは基本的にアメリカンなので、注文するときには注意が必要。複数人でシェアして食べるのもおすすめだ。また、街のほぼ中央には「金武アクティブパーク」という広場があり、ここでテイクアウトしたものを食べるのも良い。広場にある管理棟の一角にはデジタルサイネージ(タッチパネル)が設置され、金武町散策するときの参考になるので要チェック。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン