港川外国人住宅(港川ステイツサイドタウン)
古いアメリカンハウスをカフェやショップにリノベーション
外国人住宅の歴史と特徴とその魅力
外国人住宅とは、米軍の関係者が居住した住宅のことで、その歴史は1945年(昭和20)の太平洋戦争終結までさかのぼる。終戦後、米軍の統治下に置かれた沖縄は各地に米軍の基地や施設が造られた。そこで働く米軍関係者の居住区として整備されたのが今でいう外国人住宅街だ。外国人住宅は、コンクリート製の箱型の平屋で間取りは3LDKが一般的。天井が高くリビングはかなり広く取られているのが特徴だ。1972年(昭和47)の本土復帰後、外国人住宅は民間人へ貸し出されるようになった。夏は暑く冬は寒いという住みにくさもあるが、広い間取りや異国的な雰囲気が人気を博し、築50年を超える建物でありながら、現在でも人気の賃貸物件となっている。
人気急上昇の港川外国人住宅街
外国人住宅街は、老朽化や都市開発などにより減少傾向にあり、現在では、宜野湾市や沖縄市、うるま市、北中城村、読谷村など中部エリアに残っているのみだ。浦添市にある港川外国人住宅街もそのひとつだが、ここが一躍注目を集めているのが、従来の外国人住宅をおしゃれにリノベーションしたカフェや雑貨店が続々オープンしたことだろう。約60戸ある住宅のうち、現在では40以上が店舗として営業。かつての面影を残しながら窓枠のカラーリング、外壁、内装などに工夫を凝らした店作りが「おしゃれでかわいい」と評判を呼び、地元客だけでなく観光客も訪れる場所となった。
カフェ、雑貨と個性あふれるお店がいっぱい
港川外国人住宅街では1990年代から喫茶店が数店営業していたが、2000年代に入るとカフェなどの店舗が徐々と増加。少しずつ港川外国人住宅街に注目が集まるようになったが、2009年(平成21)[oHacorte](おはこるて)港川本店のオープンを機に状況が一変。庭を巧みに利用したおとぎ話の世界に迷い込んだかのような店の造り、見た目がかわいいオリジナルのタルトなどが人気を呼び多くの人が訪れるようになった。現在では、スイーツ、コーヒー、天然酵母のパン、アメリカン雑貨などバラエティに富んだ店舗が多数。コインパーキングに車を停めて外国人住宅街を散策。気になる店舗へ立ち寄ってみるのもおすすめだ。
※港川外国人住宅街には一般住宅があり、通学路指定の道路もある。そのため車の運転に注意し、敷地内への立ち入りや大声での会話、路上駐車、ごみのポイ捨てなどの迷惑行為は控えよう。また、写真や動画撮影を行う際には周辺住宅への配慮も忘れずに。
スポット詳細
- 住所
-
沖縄県浦添市港川
地図
- エリア
- 沖縄本島(中部)エリア
- 電話番号
- 0989413939
- 駐車場
- あり(コインパーキング4か所)
情報提供: ナビタイムジャパン
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