高千穂あまてらす鉄道(旧TR高千穂鉄道)
旧高千穂鉄道の線路をオリジナルカートで楽しむ鉄道の旅
懐かしさが感じられる旧高千穂鉄道の駅舎
高千穂バスセンターから徒歩約10分の場所に位置する、あまてらす鉄道の高千穂駅。旧国鉄の駅舎がそのまま活用されており、レトロな雰囲気が漂う。駅構内にはかつて使用されていた貴重な機械や資料などが展示されている。また、ディーゼルカー「高千穂鉄道TR-200形気動車『TR-202』」は事前に申し込めば、指導運転士の指導のもとみずから運転できるのがうれしい。さらに待合室も設けられており、鉄道に触れながらゆっくり楽しめる。
廃線から始まったあまてらす鉄道の歴史
あまてらす鉄道の始まりは、2005年(平成17)の台風14号被害による高千穂鉄道の廃線だ。この路線を引き継ぐために会社が設立され、2.5km先にある高千穂橋梁を渡ることを目標とした。当初は、駅構内で動力がない木製トロッコを人力で押していたという。十分な資金がない状況のなかでどのような車両にするかの検討が重ねられた結果、軽トラック改造車両を2台連結して走らせることを考案。たびたびの故障に見舞われながらも、毎年2万5千人前後の乗客を鉄橋まで運ぶことができるようになったという。現在は60人乗りの「グランド・スーパーカート」を運行。往復5.1km、30分ほどの旅で、鉄橋の上から高千穂の絶景を眺めることができる。
スーパーカートから眺める絶景
あまてらす鉄道といえば、高千穂橋梁の最高地点である105mの高さから眺める絶景で知られる。スーパーカートで高千穂橋梁に到着すると、しばらく停車してくれるので絶景をじっくりと堪能できる。車両の床に強化ガラスが張られていたり、鉄橋の床が網状になって下を眺めることができたりと、景観を楽しめる工夫が施されている。また、高千穂駅から高千穂橋梁の間にあるトンネルにも注目したい。トンネル内にイルミネーションが設置され、暗闇を楽しめる工夫が凝らされている。定休日や天候によって運休することもあるため、確実に乗車したいなら事前に確認することをおすすめする。
神話の里を代表する名所を巡る
あまてらす鉄道のある高千穂町は、「神話の里」と呼ばれる地。「真名井の滝」は、神が天上界から地上に降り立ったといわれる天孫降臨(てんそんこうりん)の神話が伝わる滝。日本の滝百選に選定された名瀑として知られる。その迫力をぜひ近くで確かめてみよう。「高千穂神社」は、厄払い・縁結びの神様として信仰を集める神社。境内にある神楽殿では、観光客向けに毎晩高千穂神楽が奉納される。また「天安河原(あまのやすかわら)」は、神々が集まり神議をしたと伝えられる大洞窟。祈願に訪れる人々が積んだ無数の石が神秘的かつ幻想的な、ここでしか見ることができない景観を楽しめる。
スポット詳細
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1 地図
- エリア
- 高千穂エリア
- 電話番号
- 0982723216
- 時間
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[運行時刻]9:40-15:40(1日10便)
※臨時便を除く
[受付時間]9:25-15:25(事前予約は受け付けておりません) - 休業日
-
第3木(メンテナンスのため)
※ゴールデンウィーク、夏休みは通常運行
※祝日の場合は別日に振替えまして、運行状況でご案内します
※悪天候の場合は、定休日以外でも休業となる場合があります - 駐車場
- あり(15台)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン