内成棚田

その他の史跡/建造物

広大な棚田を一望! 別府の隠れた観光スポット

内成棚田は別府駅から車で約20分の距離にある、日本の棚田百選にも選ばれた棚田。42万平方メートル(42ha)に及ぶ面積に約1000枚の棚田が広がっている。日本の原風景を見るなら、ぜひ訪れたいスポットだ。

緑鮮やかな棚田。季節によってさまざまな表情を見せる} 緑鮮やかな棚田。季節によってさまざまな表情を見せる

「日本の棚田百選」にも選ばれた、内成棚田

山がちな土地が多い大分県で、棚田はポピュラーな稲作のスタイルといえる。大分県別府市内成にある「内成棚田」もその一つで、標高約130m-300mの山の斜面に約1000枚の棚田が連なるスケールは、棚田百選のなかでも屈指の大きさを誇る。水平距離10mで1ⅿ高くなるという急こう配での稲作は、どれだけ苦労が多いことかと想像に難くない。内成棚田の歴史は古く、鎌倉時代(1185年頃-1333年)の古文書にも記述が確認されており、江戸時代初期には現在に近い形になったといわれている。

「日本の棚田百選」は、1999年(平成11)に農林水産省が選定した棚田のこと。全国で134地区の棚田が選定されている} 「日本の棚田百選」は、1999年(平成11)に農林水産省が選定した棚田のこと。全国で134地区の棚田が選定されている

内成棚田へは、JR別府駅東口から路線バス(亀の井バス)「内成線」を使って向かうことも可能だ。太郎丸バス停や梶尾バス停で下車すると棚田景観を楽しめる} 内成棚田へは、JR別府駅東口から路線バス(亀の井バス)「内成線」を使って向かうことも可能だ。太郎丸バス停や梶尾バス停で下車すると棚田景観を楽しめる

散策コースを歩いてみよう

内成棚田には、バスの運行時間に合わせて滞在時間を考慮し、最小滞在時間が20分から50分で歩ける散策コースが整備されているので、ぜひ棚田脇の散策道を歩いてみよう。歩き慣れた靴は必須。畦道や水路のそばを歩くときは滑りやすいので気をつけよう。また、農地内やコース以外の畦道には立ち入らないよう注意したい。所どころに休憩用のベンチも設置されているので、休憩を挟みながら散策しよう。なお、内成棚田のある内成地区には多くの観光スポットがある。事前に訪れたいスポットを確認して、無理のないスケジュールで散策するのがおすすめだ。

内成棚田を一望できる絶景スポットに来たら、写真を撮っておこう} 内成棚田を一望できる絶景スポットに来たら、写真を撮っておこう

日本の原風景が広がる棚田

散策コース上には数か所の展望所が設けられていて、さまざまな角度から棚田を眺めることができる。なかでもおすすめのポイントが「月見石」だ。内成棚田を一望できる場所に、地元住民が手作りで整備した展望所で、田に水が張られる時期にここから棚田を眺めると、田んぼごとに月(田毎の月)が見えるといわれ、このように名づけられたそう。どこか懐かしい日本の原風景をゆっくりと眺めたい。

棚田100選に選ばれた棚田を後世に残すために作った棚田石碑} 棚田100選に選ばれた棚田を後世に残すために作った棚田石碑

内成棚田から車で約15分。日本の棚田百選「由布川奥詰」

内成棚田以外にも、大分県内で日本の棚田百選に選ばれている地区が5つある。そのなかで内成棚田に近いのが、由布市にある「由布川奥詰(ゆふがわおくづめ)」だ。由布川奥詰は、約5万平方メートルの面積で、約60枚の棚田が広がっている。背景には別名・豊後富士とも呼ばれる由布岳も見え、棚田とのコラボレーションはとても絵になる。内成棚田より規模は小さいが、また違った良さを感じるだろう。山がちな大分県には棚田がいくつもある。時間があれば、内成棚田や由布川奥詰だけでなく、さまざまな棚田を巡るのもいいだろう。

季節によってさまざまな表情を見せる内成棚田。時間を忘れて見入るはず} 季節によってさまざまな表情を見せる内成棚田。時間を忘れて見入るはず

スポット詳細

住所
大分県別府市内成 map map 地図
エリア
別府エリア
電話番号
0977722018

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました