門司港駅前

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約100年前の姿に復原された国重要文化財の駅

1888年(明治21)に設立された九州鉄道の門司駅として開業。左右対称の駅舎はネオ・ルネサンス様式の木造建築で、鉄道駅初の国の重要文化財に指定。保存修理工事を経て創建当時の姿に復原された。

ノスタルジックで大正浪漫漂うたたずまい} ノスタルジックで大正浪漫漂うたたずまい

ノスタルジックで小粋、歴史息づく駅

駅が開業した1891年(明治24)の23年後の1914年(大正3)に現在の駅舎が創建され、1942年(昭和17)には「門司港駅」と改称され、1988年(昭和63)、鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。2019年(令和元)には6年半にも及ぶ保存修理工事を終え、ノスタルジックで小粋な大正時代の姿に生まれ変わった。木造二階建ての駅舎は左右対称の美しい造りが特徴で、マンサード屋根と呼ばれる大きな屋根と2階建ての中央棟、平屋建ての東西棟からなる。

構内も大正浪漫を感じる造りになっている} 構内も大正浪漫を感じる造りになっている

旧一・二等待合室を利用した観光案内所など見どころ満載

構内に入ると、まるで大正時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気に包まれる。切符売り場の格子や灯りまでレトロでオシャレだ。天井から吊るされた灯りも当時の趣のままで、訪れる人をほっこりと懐かしい気持ちにさせてくれる。切符売り場近くにあるみどりの窓口と観光案内所は旧一・二等待合室を利用。当時の鉄道車両は一等から三等までの等級に分かれており、そのうちの一等および二等車両の利用客がこの待合室を使用していた。黒漆喰を塗った飾り壁のある壮麗な装いで、当時は待合室にいながら切符の購入や電報の受け取りができたのだそう。優雅な雰囲気のカウンターで旅の案内を受けられる至福の空間だ。

切符売り場左手が旧一・二等待合室。現在はみどりの窓口と観光案内所に} 切符売り場左手が旧一・二等待合室。現在はみどりの窓口と観光案内所に

九州鉄道の起点を表す「0哩(ゼロマイル)標」やホームにも注目!

切符売り場を過ぎて改札口をくぐるとすぐ目の前に見えてくるのは、行き止まり式のホーム。九州の鉄道の起点である門司港駅には、起点を表す「0哩(ゼロマイル)標」があり、九州の鉄道がここから始まったことを標している。改札を入ってすぐ、構内には「旅立ちの鐘」と「幸福の泉」があり、ハッピースポットとなっているとともに、旅ゆく人をあたたかく見守ってくれている。列車を迎えるホームはレトロな駅名標やあたたかい色味のペンダントライトなど、すべてがノスタルジックに感じられ、心ときめく。旅情を感じさせるホームは門司港レトロ観光の起点として、見どころのひとつだ。

九州の鉄道はここから始まった} 九州の鉄道はここから始まった

ホームに降り立った瞬間、ノスタルジックな空間が広がる} ホームに降り立った瞬間、ノスタルジックな空間が広がる

駅舎中央の大時計も文字盤まで忠実に再現

門司港駅のシンボルとして親しまれている大時計は、駅舎正面中央頂部に位置し、駅舎を竣工して4年後の1918年(大正7)に設置された。国内で5番目、九州では初めて設置された電気時計だったそうで、時計の文字盤は今回の修理前までにも、2回ほど取り替えられていたことが古写真から判明している。今回の修理では1918年(大正7)に設置された当時の文字盤に復原するなど、細部までこだわりがあふれている。ほかにも旧貴賓室、旧次室なども壁紙にいたるまで忠実に復原。また、木組みの小屋裏をライトアップし、その迫力ある空間を2階エレベーター通路の窓から見ることができるようになっている。じっくり立ち寄って味わい尽くしたい、そんな魅力あふれる駅だ。

駅舎中央の大時計は門司港駅のシンボル。屋根に見られる柵状の飾りや突針は古写真などの資料から復原した} 駅舎中央の大時計は門司港駅のシンボル。屋根に見られる柵状の飾りや突針は古写真などの資料から復原した

スポット詳細

住所
福岡県北九州市門司区西海岸 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

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