山口駅前

待ち合わせスポット

ローカル線「山口線」の途中にある山口県山口市の表玄関

山口駅はその名の通り山口市の「玄関口」。県を代表する駅でありながら自動改札は未導入。でも、ちょっぴり懐かしい雰囲気はむしろ旅の気分を盛り上げてくれる。徒歩圏内に見どころが豊富なのも便利だ

のどかな雰囲気が漂う山口駅} のどかな雰囲気が漂う山口駅

山口観光の玄関口である「山口駅」

山口県の県庁所在地、山口市の中心駅。山陽本線の新山口駅と島根県の山陰本線の益田駅を結ぶ93.9kmの「山口線」の途中駅で、1913年(大正2)の開業だ。山口線はJRの区分では「地方交通線」で、県庁所在地の駅が「幹線」上にないのは日本で唯一。しかも全国県庁所在地の駅では乗降人数が最も少ない(1日あたりの利用人数が約2900人)。さらには全線が非電化で単線というローカルっぷりなのだが、むしろホームや駅舎などの雰囲気はノスタルジックで旅情豊か。かつての大繁栄を遥か遠くにしのばせる「西の京」にふさわしいたたずまいかもしれない。ただし、バリアフリーにはしっかりと対応しているので、車いすやベビーカー、高齢者も安心して利用できる。

駅の入口で大内人形がお出迎え} 駅の入口で大内人形がお出迎え

ちなみに山口線の起点であり、山陽本線と宇部線に接続し、新幹線駅でもある「新山口駅」は、2005年(平成17)に山口市と合併するまでは小郡町(おごおりちょう)にあって、駅名も2003年(平成15)までは小郡駅だった。新山口駅からは7駅、線路での距離で12km以上も離れており、現在も市役所をはじめ町の主要機能の多くは山口駅周辺にあることから、山口駅が山口市の中心駅といえる。

レトロな雰囲気が魅力だが注意点もある

ローカルな雰囲気が逆に魅力ではあるのだが、交通系ICカードの使用が不可な駅もあるため、あらかじめ乗車駅で切符を購入してから乗車しよう。ちなみに利用した切符を記念に持ち帰りたい場合は、下車した駅の窓口でその旨を伝えれば「使用済み」などの印を押して渡してもらえる。もちろん、山口駅以外の駅で乗車した場合でもOKなので、旅の記念に切符を欲しい人は覚えておこう。また、みどりの窓口は2021年(令和3)に廃止されており、新山口駅から山口線を通って米子駅あるいは鳥取駅まで運行されている特急「スーパーおき」の特急券や指定席券、あるいは新山口駅からの新幹線切符などは、代わって導入された「みどりの券売機プラス」を自分で操作して購入する。

昔ながらの改札口} 昔ながらの改札口

見どころ満載の山口市、まずは観光案内所へ

山口市は、室町時代に築かれた華やかな大内文化と、幕末から明治維新に活躍した長州藩の歴史をもつ街。国宝や重要文化財にも指定されている室町時代から続く神社・仏閣も多数あるが、駅から徒歩で訪れることのできる範囲に集まっていて便利だ。案内看板や駅周辺の地図なども設置されており、初めて来た人にもわかりやすい。もっと詳しい資料やマップなどが欲しい人は、駅の1階にある「山口観光案内所」に立ち寄ろう。各種パンフレットが豊富に取りそろえてあり、散策プランを練るのにもぴったり。周辺の観光情報に詳しいスタッフの方が常駐しているので、いろいろ話を聞くこともできる。何か耳寄りな情報もゲットできるかもしれない。

駅の1階にある観光案内所} 駅の1階にある観光案内所

山口線といえば「SLやまぐち号」を忘れずに

鉄道の近代化とともに、姿を消してしまったSL。山口においても一度は完全になくなったが、沿線の自治体やSLファンの要望活動が実り、1979年(昭和54)に「SLやまぐち号」として復活した。現在SLやまぐち号は不具合のためディーゼル機関車がけん引するDLやまぐち号として運転中。DLやまぐち号は新山口駅から、山陰の小京都と呼ばれる津和野駅までの62.9kmを約2時間かけて走る。運行期間は3〜11月の土・日曜、祝日が中心で1日1往復、全車指定席。JR西日本のネット予約サービス「e5489」やJR駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで乗車1か月前(前月の同じ日)の10時から購入できる。人気の列車なので、早めの予約が肝心。運行日には新山口駅ならではの「SLやまぐち弁当」も駅売店で販売される。

スポット詳細

住所
山口県山口市惣太夫町2-1-2 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました