高梁市吹屋伝統的建造物群保存地区

伝統的町並み/家並み

町並み保存されたベンガラ製造で栄えた山間の小さな集落

高梁市成羽町吹屋は標高約500mに位置する小さな集落。銅山と赤色顔料のベンガラ生産で栄え、江戸時代末期から明治期の商家や宿屋跡が約750mにわたって連なる吹屋町並保存地区は官民一体で魅力的な町づくりが進むエリアだ。

ベンガラ独特の色彩で町並みに統一感がある ベンガラ独特の色彩で町並みに統一感がある

伊万里焼や輪島塗の原料として生産が盛んになった吹屋ベンガラ

高梁市中心部から北西に約20km、標高500mの山間部に全体に赤みを帯びた家並みが続く吹屋町並保存地区がある。その独特の色合いは赤褐色の石州瓦に加え、建物の壁や格子戸にベンガラが使われているためだ。約300年前、近くで産出する硫化鉄鉱から顔料の原料となるベンガラの生産が始まった。独特の赤い色が、伊万里焼や輪島塗の顔料として重宝され、「吹屋ベンガラ」で財をなした地元の豪商たちは歩調を合わせ、石州(現島根県)から宮大工を招いて家屋を建てた。これによって統一感のある町並みが生まれたという。司馬遼太郎の原作を映画化した2021年(令和3)公開作品『燃えよ剣』のロケ地のひとつにもなっている。

建物の壁や格子戸にはベンガラが使われて独特の赤色に 建物の壁や格子戸にはベンガラが使われて独特の赤色に

屋根瓦は石州瓦だ 屋根瓦は石州瓦だ

官民一体の街づくりが高い評価を受けている

産業構造の変化などにより、銅山は1972年(昭和47)に閉山、ベンガラ生産も1974年(昭和49)に終了した。産業が衰退していくなかで、地元住民によりベンガラの歴史や町並みを見直す機運が高まり、倉敷よりも2年早く、1977年(昭和52)に県内初の国重要伝統的建造物群保存地区となっている。対象はおもに江戸末期から明治期に建てられたかつてのベンガラ商家、宿屋など。これ以降、各町家の昔の屋号や商売、由来を調べ、案内板を設けるなど吹屋町並保存会による保存活動が積極的に行われている。2012年(平成24)には優れた景観と官民一体の街づくりを表彰する「都市景観大賞(都市空間部門)」、2020年(令和2)には文化庁の日本遺産「『ジャパンレッド』発祥の地」に選ばれた。

散策しやすいように標識も整備されている 散策しやすいように標識も整備されている

ベンガラ製造の関連スポットも多く残る

保存地区には、ベンガラ製造の関連スポットも多いので訪れてみよう。旧片山家住宅(国重要文化財)は200年余にわたってベンガラの製造販売で栄えた豪商の屋敷。主屋とベンガラ製造にかかわる付属屋が立ち並び、ベンガラが栄えた時代の店構えを残す。保存地区の中核施設でベンガラの製造工程を再現展示している。片山家分家の吹屋ふるさと村郷土館もある。また、周辺には映画『八つ墓村』のロケ地で有名な大庄屋「広兼(ひろかね)邸」、ベンガラ工場を復元した「ベンガラ館」、江戸時代から大正時代まで操業した銅山を復元、坑内を見学できるようにした銅山跡の「笹畝(ささうね)坑道」などが点在しているので、こちらも見学するのがおすすめだ。

贅を尽くして建てられた豪商の屋敷「旧片山家住宅」 贅を尽くして建てられた豪商の屋敷「旧片山家住宅」

吹屋銅山を復元した笹畝坑道の入り口 吹屋銅山を復元した笹畝坑道の入り口

少し離れた場所にあるが、広兼邸にもぜひ訪れたい 少し離れた場所にあるが、広兼邸にもぜひ訪れたい

スポット詳細

住所
岡山県高梁市成羽町吹屋
電話番号
0866211516

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

最寄り

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