渋川海岸
瀬戸大橋の全景が眺められる白砂青松の美しい海岸
なだらかな海岸線は約1kmの長さを誇る
瀬戸内海に面した約1kmの海岸線をもち、「日本の渚百選」「快水浴場百選」「日本の白砂青松100選」に選ばれている。夏は岡山県下屈指の海水浴場として賑わう。浜辺から見る海の景色は刻々と表情を変える。この風景を見るためだけでも訪れる価値がある。天候が良ければ、四国へ続く瀬戸大橋も見える。近くにくっきり見えるおにぎりのような大槌島(おおづちじま)が風景にアクセントを加えている。秋から冬にかけての夕暮れどきは周辺があかね色に染まり特に美しい。
平安時代に歌人西行がここから四国に向かった
歴史は古く、平安時代を代表する歌人西行は仁安年間(1166~1168年)に渋川海岸を訪れたと伝わる。歌を介して交流があった崇徳院が配流先の讃岐で亡くなり、その霊を慰めるためここから四国へ向かったそうだ。浜辺の片隅には「西行さんの腰掛け岩」と呼ばれる石がある。西行はここで「おりたちて 浦田にひろふ 海人の子は つみ(ツブ貝)よりつみを 習ふなりけり」という歌を詠んだ。「つみ貝」を拾う子どもの姿を見て、殺生を重ねて生きる人間の罪を憂えたものだという。その歌碑と西行の像も立っている。
マリンスポーツやアースセラピーの人気スポット
毎年3月には西行にちなんだ「西行まつり」が開かれ、クイズラリー、うどんの接待などがある。ウインドサーフィン、ビーチバレー、ビーチサッカーなどのマリンスポーツや、解放感のある景観によるリラックス効果を利用して健康づくりに取り組むアースセラピーの場としても注目される。海岸に沿って「ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル」があり、ガラス張りの開放的な1階のレストランで渋川海岸を眺めながら食事ができる。2015年(平成27)にTBS系のテレビドラマ『流星ワゴン』のロケが行われた。ホテルの外観はドラマでは病院として登場している。
景色を楽しみながら海岸線のドライブもおすすめ
隣接する渋川公園には約540本のフジが植えられた900mの「藤棚」があり、開花に合わせてゴールデンウィーク期間中には「藤まつり」を開催。また1953年(昭和28)開設の「渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)」も隣接しているので立ち寄りたい。車なら、渋川海岸からジーンズの町として有名な倉敷市の児島方面へ向かう国道430号を走りたい。「王子マリンロード」と名づけられ海岸線ドライブの格好のルートとなっている。
スポット詳細
- 住所
- 岡山県玉野市渋川2 地図
- エリア
- 玉野エリア
- 電話番号
- 0863335005
- 駐車場
-
あり(500台)
※1時間100円/1日上限1,000円 - 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 備考
- ※電話番号は玉野市商工観光課へ繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン