渋川海岸

海岸/浜

瀬戸大橋の全景が眺められる白砂青松の美しい海岸

平安時代の歌人西行が立ち寄って歌を詠んだと伝わる渋川海岸。白砂青松の浜辺が約1km続く岡山県内随一の海岸で夏は海水浴場として特に賑わう。近年ではビーチスポーツやアースセラピーも盛んだ。

日が傾くと海面がキラキラと輝きだす。遠方には四国へ続く瀬戸大橋が見える} 日が傾くと海面がキラキラと輝きだす。遠方には四国へ続く瀬戸大橋が見える

なだらかな海岸線は約1kmの長さを誇る

瀬戸内海に面した約1kmの海岸線をもち、「日本の渚百選」「快水浴場百選」「日本の白砂青松100選」に選ばれている。夏は岡山県下屈指の海水浴場として賑わう。浜辺から見る海の景色は刻々と表情を変える。この風景を見るためだけでも訪れる価値がある。天候が良ければ、四国へ続く瀬戸大橋も見える。近くにくっきり見えるおにぎりのような大槌島(おおづちじま)が風景にアクセントを加えている。秋から冬にかけての夕暮れどきは周辺があかね色に染まり特に美しい。

白砂青松の海岸。夏は賑わいを見せるがオフシーズンの静かな浜辺もいい} 白砂青松の海岸。夏は賑わいを見せるがオフシーズンの静かな浜辺もいい

沖にくっきり見える三角の島が大槌島。無人島だが、島に県境があり南は香川県、北は岡山県} 沖にくっきり見える三角の島が大槌島。無人島だが、島に県境があり南は香川県、北は岡山県

冬の夕暮れどきは特に美しい。浜辺ではアースセラピーをする人の姿も} 冬の夕暮れどきは特に美しい。浜辺ではアースセラピーをする人の姿も

平安時代に歌人西行がここから四国に向かった

歴史は古く、平安時代を代表する歌人西行は仁安年間(1166~1168年)に渋川海岸を訪れたと伝わる。歌を介して交流があった崇徳院が配流先の讃岐で亡くなり、その霊を慰めるためここから四国へ向かったそうだ。浜辺の片隅には「西行さんの腰掛け岩」と呼ばれる石がある。西行はここで「おりたちて 浦田にひろふ 海人の子は つみ(ツブ貝)よりつみを 習ふなりけり」という歌を詠んだ。「つみ貝」を拾う子どもの姿を見て、殺生を重ねて生きる人間の罪を憂えたものだという。その歌碑と西行の像も立っている。

西行さんの腰かけ岩} 西行さんの腰かけ岩

四国を望むように立っている西行の像} 四国を望むように立っている西行の像

マリンスポーツやアースセラピーの人気スポット

毎年3月には西行にちなんだ「西行まつり」が開かれ、クイズラリー、うどんの接待などがある。ウインドサーフィン、ビーチバレー、ビーチサッカーなどのマリンスポーツや、解放感のある景観によるリラックス効果を利用して健康づくりに取り組むアースセラピーの場としても注目される。海岸に沿って「ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル」があり、ガラス張りの開放的な1階のレストランで渋川海岸を眺めながら食事ができる。2015年(平成27)にTBS系のテレビドラマ『流星ワゴン』のロケが行われた。ホテルの外観はドラマでは病院として登場している。

景色を楽しみながら海岸線のドライブもおすすめ

隣接する渋川公園には約540本のフジが植えられた900mの「藤棚」があり、開花に合わせてゴールデンウィーク期間中には「藤まつり」を開催。また1953年(昭和28)開設の「渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)」も隣接しているので立ち寄りたい。車なら、渋川海岸からジーンズの町として有名な倉敷市の児島方面へ向かう国道430号を走りたい。「王子マリンロード」と名づけられ海岸線ドライブの格好のルートとなっている。

春にはきれいな花が咲くフジ} 春にはきれいな花が咲くフジ

スポット詳細

住所
岡山県玉野市渋川2 map map 地図
エリア
玉野エリア
電話番号
0863335005
駐車場
あり(500台)
※1時間100円/1日上限1,000円
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
滞在目安時間
30-60分
備考
※電話番号は玉野市商工観光課へ繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました