石見銀山大森地区
石見銀山の町並みを気軽に散策
自然豊かな江戸時代の町並み
石見銀山大森地区は、およそ1kmの範囲内に武家屋敷や商家、寺社などが点在し、今に残る貴重な文化財を見学することができる。石見銀山が栄えた室町-江戸時代の町並みを残しており、木造家屋や土壁が並ぶ様子はまるで時空を超えたかのよう。車の乗り入れはできないので、徒歩かレンタサイクルを利用してじっくりと町並みを堪能しよう。屋外の移動は必須となるため、動きやすい服装でのお出かけがおすすめ。
石見銀山での人々の暮らしに触れる
大森地区には、江戸時代の石見銀山での暮らしがわかる文化財などが多く残る。国指定重要文化財の「熊谷家住宅」では石見銀山最大規模の商家の暮らしを知ることができる。当時の家事道具づくりワークショップなど、イベントを通した普及活動も行われている。明治時代に開設された旧大森区裁判所(町並み交流センター)の内部は法廷が一部再現されており、また、石見銀山を管轄する代官所の役人を務めた武士の屋敷(旧河島家)には武家の暮らしを紹介する展示を見ることができる。どれも徒歩5分ほどの範囲にあり、実際に歩いてみることでご近所付き合いの距離感など、想像が膨らんでくることだろう。
歴史ある寺社巡りも魅力
熊谷家住宅から徒歩3分、約450年前にこの場所に移された「城上(きがみ)神社」。県指定文化財である拝殿のたたずまいや境内の巨木もさることながら、拝殿内の天井に描かれた「鳴き龍」の声が聞こえるというのが見どころ。どんな声か、現地で確かめてみてほしい。また、銀山で働き亡くなった人々や祖先の霊の供養のため建てられた羅漢寺には、江戸時代、約20年をかけて彫像された五百羅漢座像を見ることができる。さまざまな姿、表情をした羅漢像に身近な人の面影を見ることができるとして、多くの人が集まったという。
五百羅漢座像は羅漢寺の向かいにある石橋を渡って入ることができる
個性的なカフェ、お土産も
かつての面影を残しながら、現在も大森の人々の暮らしは息づいている。銀山にちなんだ土産店や雑貨店が立ち並び、現在は土産店兼休憩所となっている大正時代の理容館はレトロなフォトスポット。生活圏内の居住者はちょっとしたショッピングとして特定のショップをめがけて銀山を訪れることもあるほど、明確なコンセプトのお店が集まっている。お食事処やカフェ、ベーカリーはそれぞれの個性が光り、バラエティに富んでいる。ランチや銀山散策の休憩に立ち寄りたい。
スポット詳細
- 住所
- 島根県大田市大森町
- エリア
- 石見銀山周辺エリア
- 電話番号
- 0854890183
情報提供: ナビタイムジャパン