神門通り
大鳥居から出雲大社まで続く表参道にはさまざまな店が軒を連ねる
大鳥居から続くゆるい上り坂の参道
宇迦橋の北詰めに道路をまたいで大鳥居が立つ。鉄筋コンクリート造、高さ23m、幅14m、柱径1.8m。鳥居中央の扁額の大きさは6畳分もあるそうだ。1915年(大正4)に北九州市小倉の篤志家が大正天皇即位の大典を記念して出雲大社に寄進したもので、2017年(平成29)に国登録有形文化財に指定された。ここから宇迦橋を渡って出雲大社の正門までゆるやかな上り坂が約700m続く表参道が神門通りだ。
平成の大遷宮を機に改修され活気が戻った
神門通りの整備は、1912年(明治45)、(当時の)国鉄大社駅線大社駅の開業がきっかけだ。出雲大社の表玄関口として参拝客など多くの人で賑わい、一時期は東京・大阪・名古屋から直通列車が運行されていたほどだったという。1913年(大正2)、地元の人々によって280本の松が寄贈されて参道の形が整った。戦後、車の増加で歩行者の通行が圧迫され沿道の店は衰微していたが、2013年(平成25)に行われた出雲大社の大遷宮を前に島根県が改修に着手。石畳にし、車両通行を抑制してゆったりとした空間を生み出すなど出雲大社の参道にふさわしいものにした。その結果、賑わいが戻ったという。
出雲ぜんざい、出雲そばのほか、多彩な店が続々登場
沿道には、ぜんざい発祥の地ともいわれる出雲だけにぜんざいを出す店が点在する。そしてもちろん、出雲そばの店も。仁多米を100%使用した門前団子が名物の店や、「全国ご当地どんぶり選手権」のグランプリになった「のどぐろ丼」を出す店もある。古い民家を再生したカフェ、「縁結び」にちなんだグッズやスイーツを扱う店など、実にバラエティ豊かな店が並んでいる。そんな観光者向けの店が、眼鏡店、自転車店、写真館といった地元の生活を支える店と混在しているのがおもしろい。通りのなかほどには、出雲大社周辺から島根県内までさまざまなパンフレット・リーフレットをそろえた神門通り観光案内所(神門通りおもてなしステーション)がある。ここから出発する「出雲大社ご参拝定時ガイド」も利用するのもいい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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