奈良もちいどのセンター街
個性豊かな個人商店が勢ぞろい! ならまちへと続く歴史ある商店街
平城京の時代から多くの人で賑わっていた
近鉄奈良駅前にある東向き商店街を抜け、三条通りを挟んだ向かいに三角屋根のアーケードが見える。奈良でいちばん古い商店街といわれる「もちいどのセンター街」だ。JR奈良駅からは三条通りを東へ進むと、高速餅つきで有名な「中谷堂」が入り口側にあるので、こちらを目指すとわかりやすい。奈良時代にはすでにこの地で商売が行われ、現在の商店街の原型となったと考えられている。都がおかれ流通の中心だったとされるため、吉野の豪商たちが買い物にきていたそうだ。
老舗から話題の店まで個性派ぞろい
全長約230mのメインストリートには、江戸時代から続く老舗から次世代の新しい店まで、100以上の店が軒を連ねる。グルメから雑貨、古書店などさまざまなジャンルの店があり、店ごとに個性があっておもしろい。かき氷ブームの火付け役ともいえる、「kakigori (かきごおり)ほうせき箱」もこの商店街にあるのでぜひ立ち寄りたい。ほかにも、手仕事のぬくもりを感じられる柿渋染めや草木染めの衣料品を扱う店や、明治創業の器の店など古都・奈良らしい店もあり、お土産を探すのにもおすすめだ。
長い歴史と新しい発想が交差する商店街
店先を見ながらゆっくり歩いていくと、商店街の真ん中を過ぎた辺りにOK広場という憩いのスペースがある。その奥へと進むと、朱色の小さな鳥居を発見。町名の由来を記した逸話に登場する、奈良・吉野の天河大辨財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ)から分祀されたお社だ。商店街だけでなく地域の人々から信仰を集める神様。ぜひお参りしたい。OK広場の斜め向かいに「もちいどの夢CUBE(きゅーぶ)」という、ガラス張りの箱で構成されたチャレンジショップがある。ユニークな発想を持った若者の店が多く、人気店をいくつも輩出している注目スポットなので、立ち寄ってみよう。さらに進むとコロッケの評判の肉屋があり、もちいどのセンター街はここまで。ここから南へ下るとならまちへと続く。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市餅飯殿町12 地図
- エリア
- JR・近鉄奈良駅周辺エリア
- 電話番号
- 0742222164
情報提供: ナビタイムジャパン