法華堂(三月堂)
天平仏と向き合う静謐な空間
東大寺に現存する最も古い建物。創建当時は不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)を祀る「羂索堂(けんさくどう)」という名で、東大寺の前身の寺、金鐘山寺(きんしょうさんじ)の遺構とされる。そこで毎年旧暦3月に法華会という法会が行われたことから、法華堂や三月堂と呼ばれることとなった。奈良時代創建の正堂と鎌倉時代に建てられた礼堂とはそもそも軒を接して建つ独立したお堂だった。その後、礼堂を入母屋造りに改築し、2棟をつなげて今の姿となるにいたった。本尊不空羂索観音像、梵天、帝釈天、阿吽それぞれの金剛力士、四天王、秘仏の執金剛神(しゅこんごうじん)が正堂に安置されている。これらの仏像はすべて奈良時代に造られたもの。天井の格子や天蓋の細部の美しさ、観音像の光背のシルエットが窓からの自然光で壁に投影されている様などを見つめていると、この濃密な天平空間で時間を忘れるばかりだ。なお、秘仏の執金剛神は毎年12月16日の秘仏開扉の日のみ拝観可能となっている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 本尊不空羂索観音菩薩を祀る
- 不空羂索観音菩薩を本尊として祀るお堂であり、東大寺建築群の中で最も古いそうです。堂の中はうす暗く狭いですが、梵天、帝釈天、金剛力士、四天王等の仏像がところ狭しと祀られています。
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- 国宝です
- 上院と呼ばれる東大寺の中でも落ち着いたエリアにあります。三月堂という一般的な名称は旧暦の3月に法華会が行われることから来ています。東大寺の中でも唯一の奈良時代から残る仏堂の建造物ということで、さすがに国宝らしく重厚感がありました。
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- 仏堂です
- 多くの仏像(国宝・重要文化財)を収めている、もっと注目されて良い場所。まあ、ここに来るまでに沢山のお堂や仏像を見て飽きているのも分かりますが。
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