丹後王国「食のみやこ」

食の王国・丹後半島の味と自然を満喫

食の豊富な丹後でさまざまな味を堪能できる丹後王国「食のみやこ」。丹後産の肉や野菜、フルーツや乳製品などがそろう。子どもが遊べるアスレチックやミニ動物園もある魅力満載の道の駅だ。

メインゲートには、土産物や地元野菜を取りそろえたショップがある

丹後王国とは、平安京より遥か昔の古墳時代に丹後半島に存在した地域国家で、稲作を伝えたとされる豊受大神(とようけおおかみ)の神話も伝わる。丹後の食のジャンルは幅広く、海の幸、山の幸、里の幸とそろい、まさに食の王国だ。甲子園球場約8個分の広さを誇る西日本最大級の道の駅は飲食店が軒を連ね、また野菜や果物の収穫体験、ゴーカートなどアクティビティも充実。2,300平方メートルのドッグランやホテルも併設されており、滞在型の道の駅として人気がある。京都縦貫自動車京丹後大宮ICから約20分。公共の交通機関は、京都丹後鉄道峰山駅からタクシーで約10分だ。

間人(はしうど)広場のモニュメント。ハートがライトアップされ、夜に来ても楽しめる

ここではまず、なんといっても食事を楽しみたい。京丹後牛が味わえる「山と海with日本海牧場」、ブランド豚の京丹波高原豚のBBQが楽しめる「トン’sキッチン」、手作りタピオカが自慢のタピオカ専門店「タピオカエイト」、ジャージー牧場直送のソフトクリームやジェラートが人気の「ジェラテリアそら」など、丹後を中心に京都府北部エリアの食材を使う店がずらりとそろっている。

トン’sキッチンはBBQレストラン。雨の日でもOKのテラス席もある

その日のぶんだけ毎朝仕込むモチモチの手作りタピオカが人気のタピオカドリンク(タピオカエイト)

レストランで丹後の食に魅了されたら、ぜひショップに立ち寄ろう。メインゲートを入ってすぐの「丹後匠庵」には、海の京都各地の名産品はもちろん、丹後王国「食のみやこ」で味わったものも販売している。数種類のクラフトビールや、真空パックされた自家製ソーセージは、なかでもダントツで人気のお土産アイテム。旬の野菜や地元の人が丹精を込めて作った加工品も置いている。丹後の本物の食材を、旅の思い出としてぜひ持ち帰ってほしい。

園内で醸造された「丹後クラフトビール」は丹後の七姫伝説にちなんだラベルも評判

忘れてはいけないのが、アクティビティとアトラクション。「小さな動物園」では羊、ヤギ、リクガメ、ウサギ、モルモット、チンチラなど、愛らしい小動物たちが迎えてくれる。エサやりや写真撮影など、子どもから大人まで和気あいあい。園内は、トレッキングができる森の散策路や、木製アスレチック広場や自由に過ごせる芝生広場など、アクティビティが充実した空間。自然に囲まれた400mのサーキットを運転できる「ゴーカート」は、大人も子どもも楽しめるアトラクションだ。丸一日楽しく遊び倒したあとは、園内にある「ホテル丹後王国」に泊まって翌日まで時間を気にせず過ごしてみるのもいい。

「小さな動物園」の顔、リクガメのリクト君。大きな甲羅にたくましい足、でも顔つきはやさしく愛嬌たっぷり