袖志の棚田

その他の史跡/建造物

海岸沿いの扇状地に広がる約400枚の美しい棚田と集落

お米の国・日本には全国に棚田があるが、多くは後継者不足などを理由に失われつつある。しかし丹後半島最北の集落には、人々が協力して再生させた美しい棚田が広がっている。自然と人が作り上げ、守ってきた絶景だ。

集落の南側には山が迫り、扇状地に棚田が広がる 集落の南側には山が迫り、扇状地に棚田が広がる

近畿最北端の海と棚田の絶景

丹後半島最北端に位置する京丹後市袖志。「第7回美しい日本の村景観コンテスト」で「美しい日本のむらづくり対策推進本部長賞」を受賞した風景は、棚田と海、集落が見事に調和し、「日本の棚田百選」にも選ばれた。場所は京都丹後鉄道網野駅から国道178号を海岸沿いに自動車で約50分。丹海交通バスを使うなら、袖志停留所で下車、10分ほど歩いて集落へ入っていく。周辺の海辺には海水浴場が点在し、多くの海水浴客で賑わう。また、海岸線の道路はロードバイクのツーリングスポットとしても人気だ。棚田から少し足を延ばすと京都府最北端の経ヶ岬があり、1898年(明治31)に建設された経ヶ岬灯台がある。

右奥の山が経ヶ岬。秋には黄金色に輝く棚田の稲穂と海のコントラストが映える 右奥の山が経ヶ岬。秋には黄金色に輝く棚田の稲穂と海のコントラストが映える

棚田をよみがえらせる努力で美しい風景に

太古の昔、この辺りは平坦で浅い海底だったが、やがて隆起し、長い年月をかけて山に囲まれた扇状地に開けた土地ができ、「段丘」と呼ばれる地形になった。これを利用し、人々が稲作を始めたのだ。現在は大小約400枚もの棚田が広がっているが、一時は農業後継者の減少により休耕地が増加したときもあった。そこで2010年(平成22)から、棚田の保全と再生を目的とした「袖志の棚田再生プロジェクト」がスタート、大学生や地元企業が協働で田植え・稲刈りの活動を通じて休耕田を再生した。のちに「袖志棚田保存会」が発足して社会人ボランティアも参加し、田植え・稲刈りイベントの開催、都市部での棚田米イベント販売などを行っている。

大きな段差のある棚田には石垣が組まれている 大きな段差のある棚田には石垣が組まれている

太陽の位置と季節で変わる景色

棚田は季節によって景観が変わる。まず海に向かって立つと、太陽の動きは午前中が順光で、午後は逆光となる。季節的にはいちばん人気は5月初旬。田植え直前、棚田に水が張られるとリフレクション効果を狙った撮影も可能となるからだ。棚田を見下ろすように撮影すれば、水面に青空を映し込む一枚になる。夕暮れどきには辺りが夕焼け色に染まり、幻想的な風景をとらえることもできるだろう。太陽が水平線に沈んだ直後まで、シャッターチャンスがある。夏は青々とした稲と青空と海、秋は稲穂、そして冬の雪景色も見逃せない景色となる。

夕日の美しいサンセットポイントとしても有名 夕日の美しいサンセットポイントとしても有名

棚田のどの位置から撮影するかで違った表情を切り取ることができる 棚田のどの位置から撮影するかで違った表情を切り取ることができる

スポット詳細

住所
京都府京丹後市丹後町袖志
電話番号
0772223244

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

最寄り

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