吉田山

悠久の歴史のなかで誕生した自然あふれる憩いの山

京都大学の東側に広がる南北約400mの丘。吉田山緑地として整備され、吉田神社が鎮座する。町なかにありながら自然に触れることのできる貴重なスポットとして親しまれている。山頂付近からは京都の街や大文字山を眺望できる。

山頂休憩広場に設置されたあずまや 山頂休憩広場に設置されたあずまや

神々が集った神秘の山

京都大学の正門から東に進むと小高い丘陵が現れる。こちらが吉田山だ。神々が集まり神楽を奏でたという神話から「神楽岡(かぐらおか)」の名でも呼ばれている。南北に細長い山であり、北側の今出川通、東側の神楽岡通からもアクセス可能。標高は約102m、国土交通省(国土地理院)では「山」と「丘(岡)」の区別は明確ではないとしていることから、「吉田山」であり「神楽岡」でもあるわけだ。

階段や石段もあるので歩きやすい服装がおすすめ 階段や石段もあるので歩きやすい服装がおすすめ

ウォーキングや森林浴を楽しめる

吉田山は悠久の時の流れのなかで誕生している。山の西側、京都大学との境目辺りに、滋賀県高島市今津町を北端とし、この辺りまで続く総延長距離47kmに及ぶ「花折(はなおれ)断層」が通っている。この断層が長い年月のなかで隆起を繰り返し、分離した丘が吉田山であると考えられている。山全体が豊かな木々に包まれるなかに小径や公園が整備され、ウォーキングや散歩を楽しむ人々や休日には親子連れが遊ぶ姿が見られる。また小さなアップダウンもあることから、ちょっとしたハイキング気分も味わうことができる。

設置されている道しるべをたよりに散策しよう 設置されている道しるべをたよりに散策しよう

自由の精神を受け継ぐ三高生の愛唱歌

吉田神社の斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)の東側から山上に続く遊歩道の入り口に立つ道しるべに従って、ゆるやかに続く小径を進んだ先に「紅燃(くれないも)ゆる丘の花-」の歌詞で始まる『逍遥の歌(しょうようのうた)』の歌碑が建っている。吉田山西麓に置かれた京都大学の前身・旧制第三高等学校は自由な校風をモットーとし、日本初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹をはじめとする学者・研究者を多く世に送り出した。戦後の学制改革により80年余りの歴史に幕を閉じ京都大学となったが、この歌は寮歌として三高生が常に口ずさんだ歌であり、三高生の自由の精神を受け継ぐものとして建立されたものだ。

歌の作詞は明治から昭和の詩人・澤村胡夷(さわむらこい) 歌の作詞は明治から昭和の詩人・澤村胡夷(さわむらこい)

歌碑へと導く道しるべ。吉田山は『逍遥の歌』の歌詞にも登場する 歌碑へと導く道しるべ。吉田山は『逍遥の歌』の歌詞にも登場する

大文字山の雄姿を堪能

山の北側に足を延ばしてみよう。山頂休憩広場にはベンチが置かれひと休みにはぴったりだ。またこの場所から東を望めば東山三十六峰のひとつ大文字山の雄姿が目に飛び込んでくる。大文字山は鴨川沿いや今出川通でも見ることができるが、「大」の文字がほぼ正面に大きく見えるという点ではとっておきのビュースポットとなるだろう。山の絶景を眺めたあとは、大正時代に建てられた茶庵を改装したカフェとして人気の「茂庵」に向かうも良し、散策路を使って山の東側に下れば「哲学の道」へも徒歩圏内だ。

8月16日に行われる「五山の送り火」で「大」の文字に火が灯る 8月16日に行われる「五山の送り火」で「大」の文字に火が灯る

スポット詳細

住所
京都府京都市左京区吉田神楽岡町
電話番号
0754144706

情報提供: ナビタイムジャパン

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