熱田神宮 宝物館

歴史的建造物

国宝や重要文化財などを展示する熱田神宮の博物館

熱田神宮境内のほぼ中央に建っている「熱田神宮 宝物館」。ここに収蔵される約6000点の貴重な品々や資料は、神宮の長い歴史と人々から寄せられてきた崇敬の深さを物語っている。

宝物館のほか「熱田神宮文化殿」として講堂なども備えた建物} 宝物館のほか「熱田神宮文化殿」として講堂なども備えた建物

皇室や将軍から寄進された宝物を一般に公開

熱田神宮の東西南3つの門から本宮へ向かう参道は、境内ほぼ中央で合流する。その合流付近にあるのが宝物館だ。鉄筋コンクリート造だが、奈良・正倉院のような古代建築を思わせる校倉造(あぜくらづくり)風の外観になっている。1966年(昭和41)に開館、2年後には博物館法により歴史博物館として登録された。収蔵品は皇室をはじめ、将軍や藩主、一般の篤志家などから寄進された約6000点。古神宝や刀剣、和鏡、舞楽面などが多く、国宝・重要文化財・愛知県文化財に指定されたものは177点にも及ぶ。これらの貴重な収蔵品を順次入れ替えて展示・一般公開し、特別展や企画展も実施している。

解説が付けられた展示物がずらりと並ぶ館内} 解説が付けられた展示物がずらりと並ぶ館内

平常展とコーナー展の2つに分けて展示

中央の入り口から入館し、左側に宝物館の展示スペースがある。展示スペースは2つに分かれており、手前が「熱田神宮宝物展」という名で開催されている平常展、奥が毎月テーマを決めて展示されるコーナー展だ。コーナー展はもちろん、平常展も毎月展示品が入れ替えられる(毎月の展示品数は約60点)。収蔵品の代表的なものとしては、短刀の名手として知られる来国俊(らいくにとし)による国宝の短刀、重要文化財で木造舞楽面の「陵王(りょうおう)」、同じく重要文化財の工芸品、桐鳳凰蒔絵鏡箱(きりほうおうまきえかがみばこ)など。織田信長の「天下布武」の印が押された朱印状など、歴史好きにはたまらない収蔵品が多い。

平常展の展示スペースにはジャンルを問わない収蔵品も} 平常展の展示スペースにはジャンルを問わない収蔵品も

「宝物館だより」におもな展示リストを掲載

コーナー展の毎月のテーマとしては「武器と武具」「熱田神宮の祭典と神事」「熱田神宮の歴史と文化財」などがあり、この趣旨に沿った選りすぐりの収蔵品を展示している。展示内容の予定については熱田神宮の公式サイトで発表されているほか、年6回発行し館内で配布している「宝物館だより」を参考にするといい。特に、宝物館だよりは平常展のおもな展示品リストを2か月分掲載しているので、来館時にはぜひ手に入れておきたい。なお、宝物館2階には「熱田文庫」があり、神道や文化財などにまつわる蔵書が充実している。誰でも利用でき、宝物館見学後に知識を深めるために閲覧するのもいいだろう。熱田神宮は三種の神器のひとつ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」が祀られていることから刀剣類の収蔵が特に多く、名刀の宝庫といわれている。境内に2021年(令和3)10月開館の、刀剣類を中心に展示した施設「剣の宝庫 草薙館」も忘れずに拝観していこう。

コーナー展で展示される舞踏面や彩り豊かな装束の数々} コーナー展で展示される舞踏面や彩り豊かな装束の数々

スポット詳細

住所
愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1 map map 地図
電話番号
0526710852
時間
9:00-16:30(最終入館16:00)
休業日
原則、最終木曜日とその前日、12/25-31
※休館日等についてはホームページをご参照ください
料金
[入館料]500円(剣の宝庫 草薙館との共通券800円)
※企画展・特別展は別料金

情報提供: ナビタイムジャパン

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※ナビタイム調べ

アクセス

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最寄り

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