郡上八幡北町伝統的建造物群保存地区

伝統的町並み/家並み

清流の文化や「郡上おどり」で知られる歴史豊かな町並み

戦国時代に郡上八幡城の城下町として整備され、家々の軒先を流れる水路が独特の情緒を醸し出している「郡上八幡 古い町並み」。ほかにも「郡上おどり」や食品サンプル作りなど多数の見どころがある。

古い町並みのなかで最も賑わいを見せる新町(しんまち)} 古い町並みのなかで最も賑わいを見せる新町(しんまち)

国の重要伝統的建造物群に選定

「統一された町家と水利施設が一体となって歴史的風致を伝えている」として、国の重要伝統的建造物群の選定を受けている郡上八幡の古い町並み。戦国時代に郡上八幡城の4代城主であった遠藤慶隆(えんどうよしたか)によって整備され、美しい城下町の基礎が形造られた。江戸時代に侍の町であった柳町や、鍛冶屋や桶屋、大工などが住んでいた鍛冶屋町と職人町など、それぞれに当時の面影が残っており、町によって風景が微妙に異なっていることが特徴。寺の数も多く、「奥美濃の小京都」とも呼ばれている。

職人町には家々が密集。火事が広がりやすい地域だったため、今も軒先に消化用バケツが下げられている} 職人町には家々が密集。火事が広がりやすい地域だったため、今も軒先に消化用バケツが下げられている

街路沿いを清らかな水が流れる清流の町

郡上八幡の城下町は、1652年(承応元)に大火で八幡町北町がほぼ焼き尽くされた。その後、6代城主であった遠藤常友が、4年という歳月をかけて街路沿いに水路を整備。当初は防火用水であったが、しだいに人々の生活用水として溶け込んでいったという。そんな清流の文化を今に伝えているのが、清泉の「宗祇水(そうぎすい)」や、玉石を敷き詰めた道や柳の並木に沿って水路が流れる「やなか水のこみち」、民家の裏手を流れる「いがわこみち」など。水の流れに耳を澄ませながら散策を楽しみたい。

「宗祇水」は環境省が選定する「日本名水百選」の第1号に指定されている} 「宗祇水」は環境省が選定する「日本名水百選」の第1号に指定されている

「やなか水のこみち」に敷き詰められた玉石は約8万個。長良川と吉田川の自然石を使用している} 「やなか水のこみち」に敷き詰められた玉石は約8万個。長良川と吉田川の自然石を使用している

日本三大盆踊りのひとつ「郡上おどり」に触れる

郡上八幡といえば、毎年7月中旬から9月上旬までの30数夜にわたって開催される「郡上おどり」でも有名。日本三大盆踊りのひとつにも数えられている。そんな「郡上おどり」の文化に触れるなら、大正時代の旧税務署の建物に造られた「郡上八幡博覧館」に足を運ぼう。由来や歴史の紹介のほか、国重要無形民俗文化財に指定されている10曲10種の踊りについて、イラストや映像で詳しく紹介。さらに踊りの実演も行っており、一年を通して「郡上おどり」を見ることができる。

「郡上八幡博覧館」では、水と文化についてや伝統工芸などの展示も充実している} 「郡上八幡博覧館」では、水と文化についてや伝統工芸などの展示も充実している

食品サンプル作りにも挑戦しよう

郡上市は、レストランのショーウィンドウを飾る食品サンプルの生産も盛ん。日本一の生産シェアを誇っている。「やなか水のこみち」の近くにある「さんぷる工房 本店」に行けば、土産用に食品サンプルを購入したり、サンプル作りを体験できたりするので、ぜひ合わせて足を運びたい。「郡上八幡城」では、天守閣の最上階からの眺望を楽しむのもおすすめ。散策してきた町並みを、また違った角度から眺めることができる。さらに東海地方最大級の石灰洞窟を見学できる「大滝鍾乳洞」や、季節の花や動物との触れ合いを楽しめる「ひるがの高原 牧歌の里」へのアクセスは車がおすすめ。ドライブも楽しみながら向かってみてはいかがだろう。

観光情報を収集するなら「郡上八幡旧庁舎記念館」にある郡上八幡観光協会へ。郡上八幡産業振興公社が運営する食堂や土産売り場も併設されている} 観光情報を収集するなら「郡上八幡旧庁舎記念館」にある郡上八幡観光協会へ。郡上八幡産業振興公社が運営する食堂や土産売り場も併設されている

スポット詳細

住所
岐阜県郡上市八幡町職人町・鍛冶屋町他 map map 地図
エリア
中濃エリア
電話番号
0575661239

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

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最寄り

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