元祖 みうらうどん
富士吉田の風土と文化が育んだ「吉田のうどん」
素材と製法にこだわった肉うどん(500円)。吉田うどんは馬肉を使うのが一般的
「吉田うどん」で有名な富士吉田市は、富士山麓の標高650-850mに位置する高原の町。土地がやせているため稲作に不向きで、小麦や雑穀などを「すいとん」にして食べる粉食中心の食生活がうどん文化のもとになったといわれている。吉田うどんといえば、麺が太くて硬いのが特徴。昭和初期、富士吉田では織物業が盛んで、自宅ではた織りをする女性に手間をかけさせないようにと、男性がうどんを作った。その際に力いっぱいこね、腹もちをよくするのに食塩を入れたため、歯ごたえのあるうどんが主流になったそうだ。ちなみに地元では「吉田うどん」ではなく、「吉田のうどん」と呼ばれる。市内には40軒を超えるうどん店があるが、なかでも有名なのがここ「みうらうどん」。人気メニューの肉うどんは、キャベツと馬肉が載ったシンプルなもの。醤油と味噌をブレンドしたすっきりとしたつゆと、しゃきしゃきの茹でキャベツ、甘辛く煮込んだ馬肉が、コシの強いうどんの味をいっそう引き立てる。テーブルに置かれている揚げ玉や薬味の「すりだね」で味の変化を楽しむのもおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 山梨県富士吉田市下吉田1-22-5
- エリア
- 富士山麓エリア
- 電話番号
- 0555302377
情報提供: ナビタイムジャパン