上越市立歴史博物館
城内にある歴史博物館、そこで触れる「越後の都」の物語
上越探索の拠点にしたい歴史博物館
県の史跡に指定される高田城址公園。その一角にたたずむ上越市立歴史博物館は、幅100mにも及ぶ広大な外堀沿いに歩くとすぐに見えてくる。常設展示のテーマは「越後の都」。安土桃山時代以降の上越近辺にまつわる歴史を、城の変遷とともに堪能できる。市内観光へ繰り出す前にここで予備知識を仕入れたい。ラウンジ「上越の歴史を歩こう」では床一面に広がる上越の航空写真を見ながら、QRコードで地域の歴史スポットを検索できる。屋上展望デッキからは、高田城三重櫓はもちろん天気が良ければ「日本百名山」のひとつでもある妙高山(みょうこうさん)まで見渡せる。
気軽に立ち寄りたい観光スポット
現在の上越市立歴史博物館は、1972年(昭和47)に開館した上越市立総合博物館が前身で、2018年(平成30)にリニューアルオープンされたものだ。今の時代に合わせ刷新された展示も魅力的だが、1階に併設されているカフェやショップにもぜひ立ち寄りたい。ミュージアムカフェ「御母家(おもや)」ではコーヒーやソフトクリームのほかに上越産コガネモチ米を使用した「兜ちまき」など、観光地ならではの軽食も楽しめる。ミュージアムショップでは上越のお土産や民芸品・工芸品などを多数取り扱っており、帰りのお土産探しに立ち寄りたい。
上越はかつて「越後の都」であった
館内では「越後の都」のテーマに沿った展示内容で、この上越地域にまつわる壮大な物語を追体験できる。奈良時代から平安時代にかけて、上越市は越後国府が所在した土地であり、越後国の政治・経済・文化の中心であり、重要な拠点であった。やがて、上杉謙信が春日山城を構えたが、豊臣秀吉によって上杉家は会津へ転封、代わって越後に入った堀秀治によって福島城が築かれた。さらに徳川家康が堀家を改易して、六男である松平忠輝に越後国を与え、1614年に高田城を築城し「越後の都」も高田へと引き継がれていった。安土桃山時代から江戸時代、近代にいたる歴史の流れを史料や模型、VR映像を駆使しながら学ぶことができる。
周囲にも見どころが盛りだくさん
歴史博物館を満喫したあとは、正面にある小林古径(こばやしこけい)記念美術館を訪れたい。地元上越出身で、美しい線描と澄んだ色彩が特徴の日本画家・小林古径の絵が展示・保管されており、敷地内には東京都大田区南馬込から移築復原した小林古径邸(国の登録有形文化財)もある。また歴史博物館で幾度と見た高田城三重櫓も、それ自体が巨大な展示物だ。ちなみに歴史博物館、小林古径記念美術館、高田城三重櫓、日本スキー発祥記念館、坂口記念館の5つの市内観光スポットで使える「5館共通券」が販売されているのでぜひ活用したい。高田城址公園内にある3か所のスポットを訪れる場合でも、券を購入したほうが約300円ほど得になる計算だ。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県上越市本城町7-7 地図
- エリア
- 妙高・上越エリア
- 電話番号
- 0255243120
- 時間
-
9:00-17:00
[12月-3月]10:00-16:00
※観覧券の販売は閉館時間の30分前まで - 休業日
- 月(月が祝のときは翌日)、祝の翌日、年末年始(12/29-1/3)
- 料金
-
[入館料]一般510円(410円)、小中学生260円(210円)
※()は20名以上の団体料金 - 駐車場
- あり(40台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(JOETSU)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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