野川公園
緑と水に恵まれた公園で、武蔵野の面影に触れる
ゴルフコースだった地形を生かした広大な公園
三鷹・調布・小金井の3市にまたがる野川公園は、かつては国際基督教大学(ICU)のゴルフ場だったが、「武蔵野の森構想」の一環として東京都が買い取り、1980年(昭和55)に都立公園として開園した。ちなみに、村上春樹の小説『1973年のピンボール』に登場するゴルフ場は、この場所をモデルにしたといわれる。正門と駐車場は公園の南側にあり、西武多摩川線の多磨駅から徒歩15分ほど。JR中央線武蔵小金井駅や京王線調布駅から路線バスを利用するなら、東八道路(都道246号)の「野川公園一之橋」バス停で下車する。
芝生広場でピクニックやスポーツを楽しめる南地区
公園は、敷地を東西に横切る東八道路と野川を挟んで、3つのエリアに分けられる。東八道路より南側は、広々とした「大芝生」のほか「自由広場」、BBQ場、テニスコートなどがあるエリア。広場でピクニックやひなたぼっこを楽しんだり、武蔵野の面影を残す雑木林を散策したりと、緑のなかでリフレッシュできる。また、すべり台やターザンロープなどの遊具が置かれた「わんぱく広場」、健康器具を備えたアスレチックコースもあるので、子どもと一緒に遊んだり、ウォーキングで汗を流すのもよいだろう。親子で参加できるスポーツ教室などのイベントも定期的に開催され、ファミリーに好評だ。
園内を流れる野川で、懐かしい水辺の風景に出合う
東八道路に架かる陸橋を渡って、公園の北地区へ行ってみよう。広場には春と秋に花を咲かせるジュウガツザクラが植えられ、年に2度お花見を楽しめる。園内を東西に流れる野川は、魚や両生類、昆虫や野鳥など、水辺の生き物の宝庫。カワセミやカルガモが水面に集い、人々の目を楽しませてくれる。野川に架かる橋のひとつ、さくら橋のたもとに「自然観察センター」がある。野川周辺で見られる植物や生き物について展示・解説しているので、散策の途中に立ち寄ってみたい。
武蔵野の貴重な自然を保護する「自然観察園」
野川の北側には多摩川が武蔵野台地を削ってできた河岸段丘、国分寺崖線(こくぶんじがいせん)が通っており、それに沿って「自然観察園」がある。フェンスで仕切られた園内には雑木林や池、「ほたるの里」といった武蔵野の自然が残され、野鳥や野花などを観察しながら歩くのが楽しい。秋にはヒガンバナが辺りを真っ赤に染める。「自然観察園」を出て野川の下流方向へ歩いて行くと「わき水広場」がある。崖線(ハケ)から湧き出た地下水が小川となって野川に注ぎ、夏はひんやりとした空気と木陰が心地良い。なお野川公園の西側には武蔵野公園が広がっており、時間があればこちらも訪れてみたい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 水遊びが気持ちいい、きれいで広々した公園
- 駐車場に車を停めて、わき水広場で遊びました。駐車場は1時間300円と公営にしては高めです。わき水広場は駐車場からは距離があり、暑い日だったので歩くのが大変でした。念のためベビーカーで行ってよかったです。近隣の方か、自転車で来ている方が多かったです。わき水広場は、水場はすべて木陰になっていてとても涼しく、水が冷たくて気持ちよかったです。とても浅いので1歳でも遊べると思います。テントやレジャーシ...
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- 都内とは思えないほど自然が豊富です
- 元々はICUのゴルフ場だった場所ですが、東京都が買い上げて都立公園化していますので、ゴルフ場の面影があります。蛍の里とおうエリアもあるので、蛍鑑賞をしてみたいです。マイカーの人は駐車料金かかりますが、近隣の住民であれば、自転車で行くのが良いでしょう。
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- 素朴な感じの、小川が流れている公園
- きれいに手入れされた日本庭園とか、そういう人工的なものがあまりなく、自然を残してある広い公園です。テニスコートやバーベキュー場が併設されていて、着替える施設もあります。こどもを遊ばせるにはとてもいい原っぱがあります。
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