地下鉄博物館

博物館/科学館

東京の地下鉄の歴史やしくみを細かく展示

地下鉄をより理解できるように造られた、地下鉄に特化した博物館。日本の地下鉄の誕生から現在までの歴史や、実際に使われている新技術までを「見て、触れて、動かして」学べる参加型ミュージアムだ。

地下鉄博物館は、東西線葛西駅の高架下にある} 地下鉄博物館は、東西線葛西駅の高架下にある

高架の下にある博物館の館内へ

東京メトロ東西線葛西駅を降りた中央改札の目の前にある地下鉄博物館は、「ちかはく」の愛称で知られる地下鉄専門の博物館だ。葛西駅の高架下を利用して建設された細長い館内には、地下鉄の歴史から始まって、地下鉄の構造、安全、旅客サービス、日本各地と世界の地下鉄についての情報も知ることができ、地下鉄に関することが網羅されている。博物館の正面を入った左手に入館券の売り場がある。入館券は地下鉄の切符スタイルになっていて、自動改札機の投入口に入れて通過するのは、まさに駅への入場そのものだ。

自動改札機を通ると、先には駅員が改札をしていた時代の集改札ボックスがある} 自動改札機を通ると、先には駅員が改札をしていた時代の集改札ボックスがある

東京の地下鉄の開通から現在までの歴史を知る

最初は地下鉄の歴史コーナーへ。日本の地下鉄は実業家の早川徳次(はやかわのりつぐ)が、1927年(昭和2)に現在の東京メトロ銀座線の上野~浅草駅間2.2kmを開通させたのが始まりだ。地下鉄の開通時から現在の東京メトロにいたるまでの運営会社の変遷、各路線の歴史や路線の延伸、駅の開業など、これまでの地下鉄の歩みを歴史的背景とリンクさせて知ることができる。目玉は実際に使用されていた車両や開業当時の駅を再現した展示だ。当時の地下鉄上野駅のホームの雰囲気やターンスタイル式の自動改札(近代化産業遺産)を見ると、開通当初の地下鉄駅の雰囲気を感じ取れる。そのほか、昔の地下鉄職員の紹介や当時実際に使われていた切符、道具なども展示され、昔の駅員の働きぶりが思い出される。

当時の上野駅の様子を再現して展示。車両は日本初の地下鉄車両1001号車(国の重要文化財)} 当時の上野駅の様子を再現して展示。車両は日本初の地下鉄車両1001号車(国の重要文化財)

実際に使われていた乗車券、切符、改札鋏など} 実際に使われていた乗車券、切符、改札鋏など

実物で体感できる、現在の地下鉄

歴史を見終わったら、現在の地下鉄についての展示エリアへ。ここでは、地下鉄のトンネルの造り方、運行の取り組み、利用のサービス、車両のしくみなど、地下鉄がどのように造られ、どのように運行されているかを展示している。圧巻は地下鉄のトンネルを掘る掘削機だ。直径約7mの実物(展示は半円)が、今にも動き出しそうに感じる。地下鉄を安全に運行するシステムの紹介や、サービス等の取り組み、配電を中心とした車両のしくみ、トンネル内の構造など、普段では目にすることができない部分が見られる。さらにパンタグラフの操作体験も。

東京メトロ副都心線の建設工事で実際に使われた掘削機の先端部、シールドマシンカッターデスク} 東京メトロ副都心線の建設工事で実際に使われた掘削機の先端部、シールドマシンカッターデスク

東西線の電車の運行状況が分かる運行状況モニター} 東西線の電車の運行状況が分かる運行状況モニター

実際の運転が体感できる楽しいシミュレーター

最後は、地下鉄の実物の運転台で運転体験できる電車運転シミュレーターや、1日に4回運転が予定されているメトロパノラマを展示。シミュレーターは運行時の動揺なども再現されているので、運転体験をしなくても乗車している気分になれる。また、ミュージアムショップでは、ちかはくオリジナルグッズをはじめ、多数の商品を販売。鉄道に興味があればだれもが楽しめるので、ぜひ足を運んでみよう。

実際の東京メトロ千代田線の路線内を映し出して運転体験ができるシミュレーター} 実際の東京メトロ千代田線の路線内を映し出して運転体験ができるシミュレーター

スポット詳細

住所
東京都江戸川区東葛西6-3-1 map map 地図
エリア
葛西エリア
電話番号
0338785011
時間
10:00-17:00(入館は16:30まで)
休業日
月(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/30-1/3)
※臨時休館あり(HPをご確認ください)
料金
【入館料】
[おとな]220円
[こども(満4歳以上中学生まで)]100円
駐車場
あり(18台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
120分以上
備考
※再入館は不可
※飲食は飲料のみ可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • こちらに上野-浅草間で開業した 日本発の地下鉄車両《モハ1000形1001号車(国重要文化財)》が展示されています
    5.0 投稿日 : 2023.05.10
    こちらに上野-浅草間で開業した 日本発の地下鉄車両《モハ1000形1001号車(国重要文化財)》に 自動改札機《再現品(近代化産業遺産)》や新橋-渋谷間を営業運転していた《100形129号車(近代化産業遺産)》》が展示されていることを知り 訪問しました。日本発の地下鉄車両の展示エリアは 当時の上野駅も復元展示しており、[地下鉄博物館]と言うだけ 地下鉄にはなくてはならない技術[トンネル]に関する展...
  • 充実した展示
    5.0 投稿日 : 2023.05.07
    電車好きの息子と行ってきました。葛西駅を出てすぐのロケーションが便利で、入場料も安くて助かります。丸の内線や銀座線の車両の展示やジオラマコーナーがあり、子供は大喜びでした。スタンプラリーもあり、子供と一緒に地下鉄の歴史や仕組みなどが勉強できました。展示の充実度から、入場料はとてもお得だと思います。
  • 運転シミュレーターは子どもの遊び場
    3.0 投稿日 : 2022.10.09
    葛西駅の高架下にある。入館料は220円。展示室入口に設けられた自動改札機に入館券を投入して中に入るようになっている。館内には地下鉄の歴史や建設技術の解説資料、銀座線・丸の内線の旧型車両、鉄道模型が走行するジオラマなどが展示されている。運転シミュレーターは子どもの遊び場のようになっており、大人一人では近寄ることさえも憚られた。なお、当日の地下鉄1日乗車券と入館券を出口で提示すると地下鉄博物館の...

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アクセス

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最寄り

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