浅草寺

寺院

東京最古の寺は下町最大の観光スポット

広い東京では街ごとに個性があるが、下町の代表は浅草。上野駅の東、かっぱ橋道具街通りと隅田川の間、およそ1kmの間が特に商店などが密集する浅草エリアの中心で、そのさらに中心にあるのが浅草寺だ。

巨大な本堂の屋根には約7万2000枚もの瓦が。2009年(平成21)の改修時にすべてチタン製の瓦になった 巨大な本堂の屋根には約7万2000枚もの瓦が。2009年(平成21)の改修時にすべてチタン製の瓦になった

由緒ある寺町から盛り場へ

伝承によれば628年(推古天皇36)に、この地に住む兄弟が川で漁をしていたときに網にかかった仏像を持ち帰り、質素なお堂を建ててお祀りしたのが、都内最古の寺である浅草寺の始まりとされている。長い歴史のなかで浮き沈みはあったものの、源頼朝から足利尊氏、徳川家康と、鎌倉、室町、江戸各幕府の初代将軍が参拝するなど、徐々に聖地としての重要度を増していった。江戸時代には寺の周辺に多くの見世物小屋や芝居小屋、茶屋が軒を連ねるようになり、江戸一番の盛り場となった。その後、関東大震災や太平洋戦争中の空襲などで、浅草寺の本堂を含め、周辺はほとんど焼け野原となったが、盛り場としていち早く復興。今もたくさんの参拝者を集め、周辺の賑やかな街並みは健在だ。

多くの人が行き交う浅草寺の参道である仲見世 多くの人が行き交う浅草寺の参道である仲見世

広い境内を散策

浅草寺はたくさんの参拝者を集める仏教寺院であり、下町随一の観光スポット。広い境内には見るべきポイントも多い。境内へのアクセスの方法はたくさんあるが、やはり東京のシンボルである「雷門」から参拝を始めたい。雷門をくぐるとそこは仲見世。浅草寺の表参道だ。いつも賑やかな約250mの仲見世を抜けると宝蔵門(仁王門)が現れる。高さ21.7mの巨大な門は貴重な経典などを保管するところにもなっているので、宝蔵門と呼ばれており、門の両側には阿形像(あぎょうぞう)と吽形像(うんぎょうぞう)の2体の仁王尊像が睨みを利かせている。そして宝蔵門の先にあるのが本堂。まずは本堂に向かって右手前にあるお水舎(高村光雲作の龍神像がある)で身を清めてから本堂をお参りしよう。巨大な提灯の下の階段を上って本堂に入ると、それまでとは打って変わって静謐な空間。奥のご本尊に向かって静かに合掌。それが終わったら忘れずに上を見上げてみよう。中央が「龍之図」その両側が「天人之図」と「散華之図」。見事な天井画だ。

宝蔵門と五重塔。浅草寺で最も絵になる組み合わせ 宝蔵門と五重塔。浅草寺で最も絵になる組み合わせ

お水舎にある高村光雲作の龍神像 お水舎にある高村光雲作の龍神像

たくさんのお堂と石碑を巡る

境内にはたくさんの建物と石碑、石像やお地蔵さまがある。参拝が済んだらゆっくり境内を巡ってみよう。境内で本堂の次に目立つのが五重塔。高さ53mの美しい塔は、1648年(慶安元)に移設建造[創建は942年(天慶5)]され、第二次世界大戦の空襲で焼け落ちたものを再建したもの。ライトアップされた夜の建物も絵になる。本堂に向かって右、境内への東側の入り口にある朱塗りの二天門は、境内に残る数少ない江戸時代初期の建物。新しそうに見えるが、これは2010年(平成22)に大改修されたため。国の重要文化財だ。本堂に向かって左奥にある影向堂(ようごうどう)は、1994年(平成6)に建てられた新しいお堂で、浅草寺中興開山の僧、慈覚大師円仁の生誕1200年を記念して建立された。浅草寺の御朱印はここでいただける。影向堂の左にある六角堂は16世紀(室町時代)に建立された境内でいちばん古い建物で、都内最古の木造建造物でもある。

境内の外から見る二天門。真新しさを感じた撮影時は「漆塗りたて」の表示が 境内の外から見る二天門。真新しさを感じた撮影時は「漆塗りたて」の表示が

御朱印をいただける影向堂。本堂のものと影向堂に祀られた大黒天の2種の御朱印がある 御朱印をいただける影向堂。本堂のものと影向堂に祀られた大黒天の2種の御朱印がある

浅草寺を取り囲む賑やかな寺町

聖地である広い境内から1歩外に出ると、浅草ならではの賑やかな世界が広がっている。特に境内西側には遊園地あり、演芸ホールあり、飲み屋街ありと、江戸時代から続く盛り場の伝統を引き継いでいる。周辺には老舗の料理屋から若者に人気のカフェまで飲食店も無数にあり、仲見世以外にも浅草みやげを探す店には事欠かない。聖と俗がないまぜになった町が浅草であり、それが浅草の魅力であることを浅草寺をお参りすると実感するだろう。

盛り場浅草を代表するスポット、浅草演芸ホール 盛り場浅草を代表するスポット、浅草演芸ホール

スポット詳細

住所
東京都台東区浅草2-3-1
エリア
浅草エリア
電話番号
0338420181

情報提供: ナビタイムジャパン

アニメスポット情報

※ナビタイム調べ

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 浅草寺
    5.0 投稿日:2021.06.14
    浅草寺の本堂。浅草寺に向けて真っ直ぐ参道が設けられており、参道の両サイドには多くの店が軒を連ねている。多くの人が浅草寺の前で頭から煙をかぶっているのをよく見かける。現在の浅草寺は、東京大空襲を受け戦後再建されたものだ。
  • NO密で参拝
    4.0 投稿日:2021.04.14
    朝6時にいったので、まだ雷門の仲見世のあたりもお店がやってなくて、シャッタ-がおりていました。日曜ですが、朝の6時なので、土曜の午後の参拝行列などまったくなく、NO密で参拝できました。
  • 羽子板市
    5.0 投稿日:2021.04.13
    12月の羽子板市に初めて訪れました。羽子板は思ったよりも高価で購入しませんでしたが家に帰り、いや、でも一つ家に欲しいと思い来年また行く予定です。コロナで寂しい感じでしたが、江戸の風景を感じられとても良かったです。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          浅草エリアのおすすめスポット

          東京のその他のエリア

          + -
          back
          open

          周辺のスポット

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました