夢の島公園

園内の最大の見どころのひとつ「夢の島熱帯植物館」

園内で育つ多種多様な植物にも注目

JRと東京メトロ、りんかい線が乗り入れる新木場駅から徒歩7分ほど。首都高速湾岸線の高架下を渡ってすぐに見えてくる広大な敷地が夢の島公園だ。1957年(昭和32)から1967年(昭和42)までごみの最終処分場であった東京港埋立地夢の島を整備して造られた。公園は夢の島北西部の大部分を占めており、敷地面積4332万1223平方メートルに及ぶ広大な園内は、南北に貫く明治通りを挟んで西側と東側に分かれている。ユーカリやフサアカシア、クスノキなどの多種多様な樹木が植えられており、高木は約1万本に及ぶのだそう。

園内は広いので時間に余裕をもって移動しよう

スポーツや文化に触れられる施設が点在

園内にはさまざまな施設が点在。柔道場やアーチェリーフィールド、屋内温水プールなどを完備した「BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館」や、きれいに整備されたトラックがある「陸上競技場」など、運動公園といわれるだけありスポーツ施設が充実している。また、1954年(昭和29)、操業中にビキニ環礁でアメリカの水爆実験の被害をうけた、マグロ漁船第五福竜丸が展示されている「都立第五福竜丸展示館」や、熱帯と亜熱帯の植物を集めた「夢の島熱帯植物館」などの文化的な施設もあり、見ごたえ十分だ。

「都立第五福竜丸展示館」では巨大な船がそのまま展示されている

「夢の島熱帯植物館」では珍しい草花を見られる

無料の「バーベキュー広場」が大人気

そして一般利用者に最も人気なのが「バーベキュー広場」だ。器具の貸し出しや材料の販売はなくすべて持ち込みだが、広場の利用はなんと無料。予約は必須で、1グループにつき野外卓1台を貸し出してもらえる。友人や家族と一緒に手作りのBBQパーティーをしながら、リラックスした休日を過ごすのに最適だ。このほか休日を中心に、子どもから大人まで楽しめるさまざまなイベントも催されているので、天気の良い日にぜひ訪れてみよう。

「バーベキュー広場」からは、さまざまな船が停泊するマリーナも見渡せる