東京駅前
創建当時の姿に復原された赤レンガの駅舎
1日約50万人が利用する重要文化財
明治時代後期、急速に近代化が進む日本の中央駅として誕生した東京駅。その象徴ともいえる丸の内駅舎は、皇居と向き合う位置にあり、さまざまな歴史的出来事の現場ともなった。2012年(平成24)には重要文化財に指定され、その後、戦争などで失われた部分を、オリジナルの建築を保存しつつ復原した。新幹線をはじめ、東海道、中央、東北線など、いくつもの路線が乗り入れる現役の駅であり、各路線の起点として、ホームには0キロ標識(ゼロキロポスト)が置かれている。
日本の近代建築を代表する駅舎
東京市の中央停車場 (開業前に「東京駅」に改称) として、6年に及ぶ工事の末、1914年(大正3)に開業した東京駅。設計したのは、日本における近代建築の礎を築いたとされる辰野金吾(たつのきんご)だ。イギリスの建築家、ジョサイア・コンドルに師事したのちイギリスでの留学経験を持つ建築家で、イギリスの建築様式を取り入れた鉄骨レンガ造りの駅舎を完成させた。関東大震災発生時にも、壊れることなく耐え抜いたが、東京大空襲によって、屋根などを焼失。戦後は修復した2階建ての状態で使われていたが、2007年(平成19)より始まった復原・保存工事の結果、2012年(平成24)に創建当時の姿が復活した。
意匠を凝らした装飾に注目
復原された駅舎でいちばんの見どころといえば、南北にあるドームだ。創建時は、南口が乗車専用、北口が降車専用と分かれていた。いずれも八角形のドームとなっており、色や装飾は史料をもとに復原された。ドーム下、八角形のコーナーに取り付けられた8羽の鷲のレリーフや、壁面のコーナー部分に配置された8つの干支の彫刻といった優美な装飾は、創建時の意匠に従って再現されている。保存・復原された外壁のレンガ、ギリシアの神殿を思わせるイオニア式の柱、アール・ヌーヴォースタイルの庇など、外観にも見るべき場所が多く、建築ファンなら見逃せない。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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