益子焼城内坂通り

通り

ものづくりの街・益子の息吹が集まるメインストリート

個性豊かなショップやギャラリー、食事処が軒を連ねる益子町のメイン通り。1966年(昭和41)から毎年春と秋に開催されてきた「益子陶器市」のメイン会場でもあり、益子の芸術文化の中心地となっている。益子のものづくりを知るならまずはこの坂道へ。

陶器市のときには大勢の人で賑わうが、通常は穏やかな通り。交通量もそれほど多くない} 陶器市のときには大勢の人で賑わうが、通常は穏やかな通り。交通量もそれほど多くない

「益子焼窯元共販センター」は屈指の品ぞろえ

城内坂通りはおよそ500m続く益子町のメインストリート。左右に軒を連ねる各店舗には駐車場を完備しているところがほとんどだが、坂はゆるやかなので、一軒一軒歩きながらじっくり見てまわっても楽しい。通りの起点となる城内坂交差点付近に無料の観光駐車場があるので、車はそこに駐車できる。坂を上りきったところには、益子で最大規模のショッピングスポット「益子焼窯元共販センター」がある。シンボルである大きな狸の像が目印。益子焼の品ぞろえが豊富で、気軽に買えるものから幅広く取りそろえている。手びねり体験やロクロ体験、絵付け体験もできるとあって、家族連れや仲間同士など大人数でも楽しめる。益子のものづくりにまつわるさまざまな体験をぜひここで。

益子窯元共販センター。大きな狸にびっくり} 益子窯元共販センター。大きな狸にびっくり

益子窯元共販センターでは「これぞ益子焼」というものから日用品まで幅広く取りそろえている} 益子窯元共販センターでは「これぞ益子焼」というものから日用品まで幅広く取りそろえている

訪れるたび新しい「素敵」に出合える「もえぎ」

若手作家を中心に益子焼や笠間焼を扱う「もえぎ城内坂店」も、城内坂で評判の1軒。焼きもののみにこだわらず磁器や木工、ガラス、漆などさまざまな手仕事の品を企画展示している。展示替えはおよそ2週間に一度。めまぐるしく内容が変わるので、訪れるたびに新しい出合い、発見がある。それぞれの作家が常駐することもあり、作品にまつわる話を直接創り手から聞けるのもうれしい。センスあふれる空間によりいっそう映える、素敵な品々。きっとお気に入りが見つかる。

企画展の内容はオフィシャルブログで確認できる} 企画展の内容はオフィシャルブログで確認できる

益子のものづくりは「陶」のみにあらず。

城内坂交差点の角。まさに城内坂が始まるその場所に、静かにたたずむ茅葺き屋根の建物がある。1789年(寛政元)から続く「日下田(ひげた)藍染工房」という、伝統の藍染を継承している染物屋である。日本で藍染が盛んになったのが江戸時代で、益子周辺でも真岡木綿の素材である綿花が栽培されていたことから創業。工房もその時代からそのまま残っており、作業場には72個もの藍甕がある。この甕に酒や小麦のぬか、灰汁を加えて温め、藍染の原料となる蓼藍を発酵させて染料を作る。今の時代ではなかなか見られない光景だ。
日下田藍染工房は現在9代目。2018年(平成30)に栃木県文化功労者に選ばれた日下田正さんが暖簾を守る。伝統の製法を受け継ぎ、藍の美しさを衣類や小物類、クロスなど身近における品々で表現している。ただそれだけではない。益子で綿花の自家栽培を始め、収穫した綿を天然染料で染め、手で織りあげる「益子木綿」を生み出し、その歴史も50年を超えた。工房内でも草木染めによる色とりどりの益子木綿が並んでおり、その美しさにため息が出る。益子で創業して200年。脈々と受け継がれてきた手仕事にかける情熱を感じてほしい。

藍染・草木染め職人の日下田正さん。伝統技術の継承やその文化的活動が評価され、栃木県無形文化財にも指定されている} 藍染・草木染め職人の日下田正さん。伝統技術の継承やその文化的活動が評価され、栃木県無形文化財にも指定されている

住居と工房を兼ねた木造平屋建て寄棟造りの建物。栃木県有形文化財に指定} 住居と工房を兼ねた木造平屋建て寄棟造りの建物。栃木県有形文化財に指定

藍染の生地によるポーチや財布などの小物類から帽子やTシャツなどを展示販売} 藍染の生地によるポーチや財布などの小物類から帽子やTシャツなどを展示販売

スポット詳細

住所
栃木県芳賀郡益子町城内坂 map map 地図
エリア
益子エリア
電話番号
0285723124

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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