霞ヶ浦
水上スポーツや水辺の景観が楽しめる日本で2番目に大きな湖
レンコン栽培と鯉の養殖は日本一
もともとは海の入り江だったものが、砂州で閉ざされて湖になったもので「浦」と名がつくのはそのため。塩分が混じる汽水湖だったが、1963年(昭和38)に霞ヶ浦から流れ出す常陸川が利根川と合流する部分に造られた水門により海とのつながりが遮断され、現在はほぼ淡水化している。日本では琵琶湖に次いで2番目に大きな湖であり、レンコンの栽培と鯉の養殖が盛んで、どちらも収穫量は全国1位。もうひとつの特徴は眺めの良さ。関東平野部にあって周囲に高い山がほとんどなく、霞ヶ浦の南端にあたる潮来市から、50km以上も離れた標高877mの筑波山を望むこともできる。観光地としては、釣りやヨット、水上オートバイなどのレジャーを楽しめ、遊覧船や観光帆曳船も運航されている。
マリンポート・ラクスマリーナ。ヨットのほか、観光船も停泊している
淡水魚釣りが盛んなスポットとして人気
湖が汽水であった時代には、淡水の魚介類のみならず、スズキやヤマトシジミなどの汽水域の魚介やうなぎなどの海から遡上する魚も水揚げされ、1960年代初めまでは盛んに漁業が行われていた。とりわけ明治時代に始まった独特の帆曳船(ほびきせん)での漁は、その光景が美しかったこともあり霞ヶ浦の風物詩として有名だった。その後の淡水化と水質汚染、さらには大がかりなトロール船での漁に代わったことで漁業資源の枯渇を招き衰退。現在では漁法としてではなく、観光用として帆引網漁の技術は受け継がれている。また、近年は水質浄化対策で改善が進み、鯉、シラウオ、ワカサギ、テナガエビなどが生息。そのほか釣り人にはタナゴ、オイカワ、トウヨシノボリなどの魚も人気だ。外来魚ではあるがバス釣りでは関東屈指の「陸(おか)っぱり」(岸から狙う釣り方)のポイントともされる。ゴイサギ、カンムリカイツブリなどの渡り鳥も飛来するので、バードウォッチングも人気がある。
無料化した霞ヶ浦大橋で快適なドライブを
1987年(昭和62)には、かすみがうら市と行方市を結ぶ霞ヶ浦大橋が完成。開通当初は有料道路だったが、2005年(平成17)に無料開放され、現在は絶好のドライブスポットになっている。霞ヶ浦大橋のそばにある「道の駅たまつくり」では地域の特産品を販売している。霞ヶ浦で養殖された鯉を使ったハンバーガー「こいパックン」などご当地B級グルメも楽しめる。また、霞ヶ浦から筑波山へと通じるサイクリングコース「つくば霞ヶ浦りんりんロード」が整備されており、自転車ファンが全国から集まってくる。湖は広いが、東京から近い土浦近辺なら電車で1時間程度。気軽に都会の喧騒を離れ水辺の景色やレジャーを楽しむことができる。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県かすみがうら市・土浦市・行方市
- エリア
- 筑波・土浦・牛久・鹿島エリア
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
最寄り
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