福島県迎賓館
猪苗代湖を見下ろす伝統的日本家屋の皇族別邸
近くにある天鏡閣の離れとして1922年(大正11)に建てられた高松宮家の別邸。有栖川宮から天鏡閣を継承した高松宮宣仁(のぶひと)親王が、有栖川宮威仁親王妃慰子(やすこ)殿下の静養のために造らせたものだ。天鏡閣は洋館だが、こちらは皇族の別邸としては珍しい純和風。檜を主体に超一流の技で建てられ、欄間、釘隠し、襖の引手など細部にいたるまでデザイン性が高く洗練された造りとなっている。建築史の面からも貴重なもので、「旧高松宮翁島(おきなしま)別邸」として国の重要文化財に指定されている。慰子妃は加賀藩主の4女として金沢城で生まれた。日本画や書道にも秀で、英語、フランス語も堪能で聡明な女性だったと伝えられる。慰子妃がここに滞在していたのは3か月ほどで、翌年59歳で薨去。これにより有栖川宮家は絶えた。現在は福島県が所有し5ー10月のみ庭園が公開されている。また、期間限定で邸内が公開されることもある(要予約)。
スポット詳細
- 住所
- 福島県耶麻郡猪苗代町大字翁沢字畑田1072-4 地図
- エリア
- 磐梯高原・猪苗代エリア
- 時間
- 庭園のみ開放
- 料金
- [庭園入園料]無料
情報提供: ナビタイムジャパン