カートソレイユ最上川

遠くに風力発電機を望む、開放的なコース

全日本選手権も開かれる有名カート場

「カートソレイユ最上川」は、町営でありながら東北最大のJAF公認国内常設レーシングカートコースとして、カート好きの間では知らない人がいないほどの知名度を誇る。全長1063m、幅8～10m、最大直線距離170mのコースでは全日本選手権やシリーズ戦なども開催され、トップレーサーたちが走りを競い合う。レース開催時は、コース全域を見渡せる観覧席から無料で観覧することができる。観覧席・コースともにいっさいの日よけがないため、夏場の観戦時には日よけ対策などをしていくと安心。逆に、冬期間となる12～3月は積雪のためクローズしているので訪問時期には注意しよう。

レース観戦時は日差しや暑さへの対策を万全にしていこう

全日本選手権も行われるというコースでハンドルを握れば、気分はプロのドライバー！

レーサー気分を味わえるレンタルカート

「カートソレイユ最上川」では一般向けやファミリー向けのレンタルカートが常設され、時期によってはキッズカートスクールといったイベントも開催されている。1人乗り用のカートは丈夫なフレームや前後左右のカウルで安全性を確保され、時速70km/h、体感速度にして時速140km/hというスリル満点の体験ができる。そのほか、隣接する花公園内を走れる2人乗りのレジャーカート、小さい子どもも乗ることのできるバッテリーカーなど、家族でモータースポーツを楽しむことができる。風力発電に使われる巨大風車や、天気が良ければ鳥海山の姿も見られる絶景のコースを走れば、初心者でもF1レーサー気分を味わえるかもしれない。

カート初心者でも安心してモータースポーツを楽しめる

季節やイベントなどで変則的な営業時間になることも。あらかじめオープン状況をクラブハウスに問い合わせておくと安心

カートに乗って、大自然の中で思い切りはしゃごう

帰りに寄りたいお土産スポット

カートソレイユ最上川の帰りに立ち寄りたいのが、JR狩川(かりかわ)駅に近い「道の駅しょうない風車市場」。カートソレイユ近くを走る国道47号を最上地方方面に向かった場所にある狩川エリアは、庄内地方のなかでも風が強いことで有名。そのため、集落のあちこちに何基もの風力発電用の巨大風車がそびえたっている。「道の駅しょうない風車市場」は2016年(平成28)に誕生した道の駅で、地元産の農産物が買える産直はもちろん、併設のレストラン「いろどり」では、風車を間近に見ながら食事をすることができる。なかでも人気なのは、地元産のフルーツを使ったソフトクリーム。モータースポーツの疲れを癒やすにはもってこいの休憩場所だ。