盛岡神子田朝市(もりおかみこだあさいち)

市場

盛岡の伝統的朝市、市民の台所を訪ねる

盛岡市民の台所として年間300日も営業する「神子田朝市」。地元の新鮮な野菜、果物、山菜やキノコなどをお手頃価格で購入できるとあって連日多くの人が訪れる。懐かしい郷土菓子や郷土料理など、食べ歩きも楽しい。

多くの人たちで毎日のように賑わいを見せる神子田朝市} 多くの人たちで毎日のように賑わいを見せる神子田朝市

盛岡市民の台所として親しまれる朝市

ほぼ毎朝5時頃から8時半頃まで、売り切れ御免で営業している「神子田朝市」。年間約300日、定休日となる月曜を除くほぼ毎日開催されている朝市は、全国でもほかに例がない。1977年(昭和52)から現在の場所で開催されており、季節ごとの新鮮な農産物を中心に地元産品が並ぶ。常連客も観光客もあたたかな雰囲気に包まれて買い物を楽しんでいる姿は、盛岡の風物詩だ。しかし、ずっと順調だったわけではない。2011年(平成23)には200店以上もの出店者が集まっていたが、その数は次第に減少の一途をたどり、一時は約半数ほどまでに減少した。

夜も明け切らぬうちから、各店の前に人々が列をなしている} 夜も明け切らぬうちから、各店の前に人々が列をなしている

神子田朝市のイメージキャラクター「あさどりくん」も登場} 神子田朝市のイメージキャラクター「あさどりくん」も登場

新たな出店者が相次ぎ賑わいを増す

ところが、ここ数年、朝市に新たな若手の出店者が相次ぎ、朝市に新風と活気をもたらしている。従来の農産品とはうってかわって、これまでになかった商品を提供しているのだ。ホットサンド、フルーツサンドにシュークリームなどのスイーツ店も登場。予約制のスイーツの店では、チーズケーキ、最近話題の台湾カステラを販売。人気の店には開店前から行列ができるほどだ。このような若い世代の出店によって来場者も増え、今では週末だけで2000人もの人がやってくるという。古参の出店者や長年の常連客も、若い人の活躍で朝市に活気が満ちてくることを歓迎している。

「蒸しカキ」が人気の海産物の「あさひ堂」。次々と客が切れずにやってくる} 「蒸しカキ」が人気の海産物の「あさひ堂」。次々と客が切れずにやってくる

「フレッシュ吉田」では盛岡名物「うす焼き」からスイーツまで幅広い品ぞろえ} 「フレッシュ吉田」では盛岡名物「うす焼き」からスイーツまで幅広い品ぞろえ

神子田朝市あとには城下町散策も

朝市は駐車場も合計500台程度と充実。餅撒きやモーニングコンサートなど、朝市を盛り上げる企画や、収穫祭(10月中旬)、感謝祭(12月中旬)といった季節イベントも開催されている。朝市で買い物と食べ歩きを楽しんだら、徒歩10分ほどのところにある、下町盛岡の風情をたっぷり残す鉈屋町(なたやちょう)界隈へ足を延ばしてみよう。旧岩手川酒造鉈屋町工場の建物をリニューアルした「もりおか町家物語館」は、江戸から大正にかけての酒蔵や土蔵を改築し、資料展示、地場産品の販売などを行っている。ここで鉈屋町の観光情報をもらってから散策するのがおすすめ。湧き水「青龍水(せいりゅうすい)」「大慈清水(だいじしみず)」は、遠方から車で水を汲みに来る人もいる名水スポット。ここで散策の喉の渇きを癒やしてみては。

リンゴといえば青森が有名だが、岩手のリンゴも負けていない} リンゴといえば青森が有名だが、岩手のリンゴも負けていない

朝市の帰りに水を汲んでいく人も多い「大慈清水」} 朝市の帰りに水を汲んでいく人も多い「大慈清水」

スポット詳細

住所
岩手県盛岡市神子田町20-3 map map 地図
電話番号
0196521721
時間
[1-3月]5:30から
[4-12月]5:00-8:00頃
休業日
月(祝日の場合は翌火)
駐車場
あり(300台)
電子マネー/スマートフォン決済
可(PayPay)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
平均予算
【夜】1,001-3,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
可(小型犬のみ抱っこして可)
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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