安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄
美しい自然と彫刻作品が一体となったすばらしい芸術空間
廃校の跡地にできた彫刻美術館
札幌から高速利用で約40分、美唄市の落合町に「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」がある。ここはもともと小学校のあった場所。木造校舎や体育館の建物が、学校だったことを示している。美唄出身の彫刻家・安田侃は、イタリアに拠点を置き活動。1985年(昭和60)頃から、閉校したこの小学校の体育館を日本でのアトリエとして使用していた。当時、校舎の一部が幼稚園で、アトリエの周囲を訪れる子どもたちを見て、安田侃は彼らが喜ぶ広場を造ろうと思ったという。これがアルテピアッツァ美唄の誕生のきっかけとなり、1992年(平成4)にオープンした。
体育館を再生させたアートスペースは、天井などが特徴的で建物自体もおもしろい
寄付で成り立つ希有な美術館
「アルテピアッツァ」とはイタリア語で「芸術広場」という意味。野外には、イタリアから運ばれてきた安田侃の彫刻が点在し、辺りの自然と一体化している。アートスペース(体育館)やギャラリー(木造校舎)にも作品が展示され、どれも触れたり、座ったりが自由にできる。野外や施設内を歩き、作品を見ていると、「今を生きるすべての人が、無心に、自由に、思いおもいの時間を過ごすための芸術広場」というコンセプトにも納得させられる。アルテピアッツァ美唄は入場無料だが、寄付を募っている。次世代へこの場所をつないでいくため、少しでも気持ちを置いていきたいものだ。
ギャラリーとなっている木造校舎の教室。隣の教室にはミュージアムショップもある
無心に石を彫るワークショップ
敷地内には、彫刻のための体験工房「ストゥディオアルテ」がある。ここでは、毎月第一土・日曜に「こころを彫る授業」というワークショップが行われている。イタリアの白大理石などをコツコツと彫っていく時間は、自分自身の「こころ」と向き合う時間。イタリアの石職人たちが使っているのと同じ道具を用いて、参加者はただただ無心に石を彫っているという。ワークショップの詳細は公式サイトで確認を。また、「ストゥディオアルテ」はミーティングなどでの利用も可能だ(要予約)。
「ストゥディオアルテ」の作業台は、イタリアの石職人たちが使っているのと同じタイプ
散策のあとはカフェでひと息
「ストゥディオアルテ」と隣接して、「カフェアルテ」がある。店内にも安田侃の作品を展示。ゆったりしたスペースで、フォカッチャのサンドイッチや、店で焼く手作りケーキ、ドリンクなどを楽しめる。フォカッチャは、地元の石窯パンの店「ストウブ」のものを使用。季節限定のメニューもある。窓際のカウンター席に座ると、安田の作品が置かれた「音の広場」の景色を一望できる。夏場は、林のなかのテラス席もおすすめ。散策のあとにぜひ立ち寄りたい。
スポット詳細
- 住所
- 北海道美唄市落合町栄町
- エリア
- 夕張・美唄エリア
- 電話番号
- 0126633137
情報提供: ナビタイムジャパン
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