真駒内滝野霊園
モアイ像や頭大仏は必見。花や緑が彩る美しい公園のような霊園
広い敷地の6割が緑地帯や散策路の霊園
1981年(昭和56)、札幌でも豊かな自然が多く残る滝野エリアに開園した真駒内滝野霊園。札幌中心部からは車で40分ほどかかる。広大な敷地の総面積は180万473平方メートル、札幌ドーム32個分といわれている。その約6割が散策路などの緑地帯で、霊園と公園がひとつになったような場所だ。開園時から、宗旨や宗派を問わず、誰でも墓が建立できるようにという考えで運営されており、現在で5万基を超える墓があるそう。規模としては、道内でも最大級の霊園である。
正面入り口で迎えてくれる巨大なモアイ像群
この霊園を一躍有名にしたのは、正面入り口からズラリと並ぶモアイ像。実際、前にすると、その迫力に圧倒される。なぜ、霊園にモアイ像?と思うかもしれないが、モアイの「モ」には「未来」という意味、「アイ」には「生きる」という意味があり、人々の生きた証を後世へ伝承できるようにという願いを込めて建てたそう。モアイ像といえばイースター島だが、ここのモアイ像はイースター島のものとほぼ同じサイズで、平均の高さは6.5m、重さは60t。いちばん大きいもので高さ9.5m、重さは120tになるという。
日本が誇る建築家・安藤忠雄の「頭大仏」
霊園のシンボルでもある「頭大仏(あたまだいぶつ)」。開園30周年の記念事業として、世界的な建築家・安藤忠雄が設計を手がけた。離れて見ると、ラベンダーの丘から大仏の頭だけが見え、その印象的な姿はまさに「頭大仏」という呼び名がぴったりだ。丘の中は礼拝空間になっており、静かでおごそかな雰囲気が漂っている。奥へ進むと、頭だけ見えていた大仏を仰ぎ見る形で礼拝することができる。安藤忠雄のこだわりが随所に散りばめられており、建築好きや仏像ファンには必見の空間だ。
季節の花を購入できるガーデニングショップもあり
頭大仏殿には、「ロタンダカフェ&ストア」があり、ここでしか買えない頭大仏のグッズや菓子も販売されている。頭大仏殿の外には、「たきの花マルシェ」というショップと、手入れの行き届いたガーデンがあり、季節の花や多肉植物、雑貨などを販売。ここを目当てに訪れるガーデニングファンも多い。また、頭大仏殿のラベンダーの丘には「風薫る 祈りのみち」という遊歩道があり、例年7月の週末に期間限定で開通する(有料)。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン