甲賀市信楽伝統産業会館
信楽観光の前に立ち寄っておきたい、信楽焼の殿堂
信楽の中心地に建つ無料施設
信楽高原鐵道信楽線信楽駅から歩いて3分、地域市民センターに隣接する建物が2020年(令和2)春に移転リニューアルした信楽伝統産業会館。観光インフォメーションセンターを併設しており、信楽観光を始める前に立ち寄るのがおすすめ。信楽焼といえば、福井の「越前焼」、愛知の「瀬戸焼」「常滑焼」、兵庫の「丹波焼」、岡山の「備前焼」とともに日本六古窯(ろっこよう)のひとつに名を連ねる。1975年(昭和50)に国の伝統的工芸品に指定された由緒ある焼き物だ。
ひと目で学べる信楽焼ミュージアム
入って左手が企画展示室、右手が常設の「信楽焼ミュージアム」で、美術館のようにスタイリッシュな空間。展示は「創成期-信楽焼のはじまり-」、「発展期-茶の湯文化とともに発展-」、「隆盛期-近代化とともに隆盛してきた信楽焼-」の三部構成となっており、鎌倉中期から現代まで時系列で信楽焼の歴史が学べる。ミュージアムのエントランスにはひと目でわかるシアターもあり、信楽焼の世界に誘ってくれる。
ミュージアムに並ぶ信楽焼作品。信楽焼の椅子に座って鑑賞できる
信楽焼の歴史と魅力に触れる
信楽焼の発祥は鎌倉時代。太古の昔、信楽の地は琵琶湖の湖底であり、その地層から出る土はコシが強く粘りがあるため、なんでも作ることのできる陶土として信楽焼の発展を支えた。京の都に近かったことから商圏が拡大。焼成を経て作りだされる味のある「景色」が、茶の湯の侘びさびの精神に通じることから、茶の湯の世界でも重宝されたという。焼成のための窯も次第に進化し、江戸時代以降は連房式の登り窯の台頭により生産量が増え、ますます発展を遂げていった。現在も、日用品から芸術品まで広く愛され、約800年の伝統を今に受け継いでいる。ミュージアムをひと巡りすれば、信楽観光や窯元巡りの楽しみも広がることだろう。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県甲賀市信楽町長野1203
- エリア
- 信楽・甲賀エリア
- 電話番号
- 0748822345
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
- 木(祝の場合は翌日)
- 料金
- [入場料]無料
- 駐車場
- あり(約50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン