長濱浪漫ビール
米蔵を再生した空間でクラフトビール&クラフトウイスキーを堪能
かつて長浜城の外堀だった川のほとりへ
長濱浪漫(ながはまろまん)ビールの創業は1996年(平成8)のこと。数名の技術者が本場アメリカでの研修を経てクラフトビールの醸造を開始、今では地元を中心に広く親しまれている。原料が同じく大麦麦芽(モルト)で麦汁を造るまで同じ工程をたどることから、ウイスキーにも着目。NHKの朝ドラを火付け役に空前のウイスキーブームが巻き起こった翌年の2016年(平成28)には技術者数名が本場スコットランドでの研修を経てウイスキーの蒸溜所も稼働させた。規模こそ日本最小クラスだが、進取の気風と注ぎ込む情熱はあふれんばかり。そんな長濱浪漫ビールへのアクセスは、JR琵琶湖線長浜駅から南東方面へ5分ほど。羽柴(のちの豊臣)秀吉が築いた長浜城の外堀跡の川が流れており、石橋のたもとに米蔵を再生した白壁の建物が並び立つ。すぐ目の前の川へと下りる階段は船着き場。かつて旅人や商人、物資を載せた船が川を往来し、ここで米俵を積み下ろしたのだという。
事前の申し込みでウイスキーの蒸溜所を見学
長濱蒸溜所は稼働からわずか4年後、代表銘柄「アマハガン」のレギュラーシリーズ4本中3本がワールドウイスキーアワードで受賞、クラフトウイスキー界で今注目の存在だ。ウェブで予約をすれば蒸溜所の見学が可能で、工程の説明と見学後の原酒3種のテイスティングをあわせて所要時間は30~40分ほど(1名2200円)。ウイスキー造りの工程は大きく分けて4つ。モルトから麦汁を作り、別のタンクで酵母を入れて発酵、1階奥のランプのような形のポットスチルで蒸溜し、バーボン樽をはじめとするさまざまな樽でじっくりと熟成させる。「樽」とひとことでいっても、アメリカンホワイトオーク、スパニッシュオーク、日本のミズナラ、桜など木材の種類は多様で、ウイスキーの香りや味、色を左右するのは、熟成の際の樽が鍵となる。樽の中で最低でも3年、長ければ数十年をかけて熟成させることで芳醇なウイスキーへと昇華していくそうだ。説明を聞くにつれウイスキーの奥深い世界へと誘われていく。
フレッシュなビール&ウイスキーと郷土料理に舌つづみ
クラフトビールはろ過や熱処理を行っていないため、うまみ成分がそのまま生きているのが最大の魅力。併設のレストランでは、「長浜エール」「伊吹バイツェン」「淡海ピルスナー」の定番3種や季節限定のビールなど樽詰めされたばかりのフレッシュなクラフトビールがそろい、フルーティーなものから苦みやコクのあるものまで好みにあう一杯を味わえる。フード類は、看板メニューの「近江牛イチボのローストビーフ」をはじめ、近江牛のステーキやハンバーグ、滋賀県産ブランド豚「藏尾ポークステーキ」、鮒ずし、湖国の珍味まで郷土料理が充実しているほか、スパイスを効かせた創業当時からの焼きカレー、ソーセージ、揚げ物などバラエティ豊かな品ぞろえ。店から徒歩10分圏内には長浜城跡や長浜鉄道スクエア、黒壁ガラス館など長浜の人気観光地が点在しているので、長濱浪漫ビールの蒸溜所見学や食事の前後に立ち寄って城下町の情緒を存分に楽しんではいかがだろう。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県長浜市朝日町14-1 地図
- エリア
- 湖北・長浜エリア
- 電話番号
- 0749634300
- 時間
-
[平日]11:30-15:00(L.O.14:30)/17:00-22:00(L.O.20:15)
[土日祝]11:30-21:00(L.O.20:15) - 休業日
- 火
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
-
【昼】1,001-3,000円
【夜】3,001-5,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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