大池寺
小堀遠州による蓬莱庭園と甲賀三大仏の薬師如来
「心」の字をなす大きな池に由来
近江鉄道水口駅から歩いて20分ほど。住宅街を抜け、道しるべに沿って池のある自然豊かな森のかたわらを歩いていくと大池寺の山門が現れる。歴史の始まりは奈良時代末期。この地を訪れた行基が、4つの大きな池「心字(しんじの池」を造り、その中央に本堂を建立したと伝わり、寺名の由来にもなった。安土桃山時代、信長により諸堂を焼失するものの、江戸時代初期に仏殿、方丈(書院)、茶室・松涛庵が建立された。大池寺の山門手前、参道両脇には趣の異なる庭がある。左手は枯山水の心字庭、右手は琵琶湖の形をした石庭の周囲を巡ることのできる回遊式琵琶湖庭園だ。
書院東に広がる小堀遠州作の蓬莱庭園
大池寺といえば、サツキが彩る初夏をはじめ、四季折々の趣を楽しめる蓬莱庭園が名高い。寺の見どころ紹介VTRを庫裡(くり)で見ておくと鑑賞ポイントがよくわかるのでおすすめだ。境内奥にある書院の東側は白砂で水の流れを表現した枯山水庭園で、中央のサツキの大刈込が唯一無二の個性を醸している。水ロ城代の小堀遠州が築城を祝って作庭したものと伝わり、刈込は大海原をゆく宝船を表現。また、視界には入らないが刈込の下には7つの財宝を表す7つの石もあるという。右手前の丸い刈込が亀島、手前中央は宝船を仰ぐ礼拝石、全体で「寿」を象徴する縁起のいい庭園だ。
東西の庭に秘められたストーリー
書院西側の蓬莱山庭園も小堀遠州によるもので、山から湧き出た水が川となり、書院の下をくぐって東側の大海に注がれるという趣向。左の松の木は鶴が羽を広げる姿をしており、白壁の土蔵は明るさと広さを演出するためのもの。蓬莱庭園は光が当たる午前中が最も美しく見えるという。庭園のほか、本尊の釈迦如来坐像ももちろん見逃せない。行基が一彫ごとに三度祈りをささげたことから「一刀三礼の釈迦」と称され、櫟野寺の薬師如来坐像、十楽寺の阿弥陀如来坐像とともに「甲賀三大仏」に名を連ねる。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県甲賀市水口町名坂1168
- エリア
- 信楽・甲賀エリア
- 電話番号
- 0748620396
- 時間
-
9:00-17:00
[12月]9:00-16:00 - 休業日
- 不定休
- 料金
-
【拝観料】
[大人]400円
[小学生]200円 - 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(メルPAY、d払い、auPAY)
- Wi-Fi
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
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- 小堀遠州の庭園が見られる
- 甲賀三大仏の1つ。紅葉を期待して行ったが時期が今年は少しズレていたようだ。案内をした住職(?)の声の大きさは驚き。小堀遠州デザインの裏庭の庭園は少々スケールが小さく感じた。
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- 時間が遅く、寒々とした感じでした。
- 訪れたの意が、午後3時。しかも、天気が悪く、紅葉も散ったものが多く、寒々とした感じでした。小堀遠州作といわれる蓬莱庭園も寒々しく、その価値が半減していました。お寺の入り方もわからず、早々に退散しました。
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