近江八幡水郷めぐり
八幡山城の堀の名残を手漕ぎ和船で周遊
予約不要の乗合船
現在、「水郷めぐり」の船を運航しているのは4社で、周遊ルートが若干異なる。おすすめは「水郷めぐり」の元祖であり手漕ぎならではの風情が味わえる「近江八幡和船観光協同組合」の船だ。桜並木と菜の花が縁取る、ポスターでおなじみの水路を通るのはこちらの船だけ。乗船場はJR近江八幡駅から近江鉄道バス長命寺行で9分、「豊年橋和船乗り場口」停留所で下車して2分の場所にある。4月から11月の間は10時からと15時からの1日2回乗合船が出ており、予約不要で乗船できる。
船上から八幡山城に思いを馳せる
船に乗り込み、いざ出航。笠を被った船頭が櫓(ろ)を巧みに操り、船を漕いでいく。周囲は田園地帯で車の往来がほとんどないため、聞こえてくるのは櫓で水をかく音と野鳥のさえずりだけ。街なかの喧騒とは対極のゆったりとした時間が流れている。船からは八幡山が望め、水路のほとりには穴太(あのう)衆と呼ばれる石工集団が築いた穴太積みの石垣の一部も残る。かの秀次も宮中の舟遊びに似せて船巡りを楽しんだと伝わり、桃山時代に思いを馳せながらタイムトリップに興じるのもいい。
葦の群生や野鳥、水辺の生き物に出合う
「葦(よし)」が生い茂る景観は、国の重要文化的景観第1号に選定されている。葦は水鳥や魚の産卵場所となるほか、琵琶湖からの風よけや水を浄化する役割も。毎年2月から3月にかけて葦を刈り取り、燃やすことで灰が肥料になり良い新芽が出るのだという。こうした景観保全を担うのも船頭たちの役目だ。船に乗っていると、さまざまな生き物に出合う。鳥ならサギ、カワウ、カモ、カイツブリのほか、清流の宝石と称されるカワセミが見られることも。水の中には鯉やフナ、ブラックバスのほか、うなぎも生息しているという。広い空、葦の群生越しに眺める山々の稜線、水辺に息づく生命の輝きと向き合える昔ながらの船の旅。近江八幡の原風景に会いに訪れてはいかがだろう。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県近江八幡市北之庄町880 地図
- エリア
- 近江八幡エリア
- 電話番号
- 0748322564
- 時間
- 9:00-16:00(乗合船10:00、15:00出航)
- 休業日
-
[4/1-11/30]無休
※悪天候の場合は欠航します - 料金
-
【乗合船】
[大人]2,400円
[小人]1,200円 - 駐車場
- 有(10台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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