ふじのくに茶の都ミュージアム

博物館/科学館

見て触れて日本と世界のお茶文化や歴史を学ぶ体験型博物館

静岡県を語るうえで欠かせないお茶。ふじのくに茶の都ミュージアムでは、展示や体験を通じて日本や世界のお茶に関する歴史や文化を学べる。大名茶人・小堀遠州が手がけたものを復元した茶室や日本庭園も見どころだ。

日本や世界のお茶を学べるミュージアム} 日本や世界のお茶を学べるミュージアム

日本と世界の茶文化や歴史を学ぶ

東名高速の相良牧之原ICからも、新東名高速の島田金谷ICからも車で約10分。静岡空港からも10分ほどでふじのくに茶の都ミュージアムに到着する。日本有数の茶処・牧之原の茶園に囲まれた建物は、景観との調和を考えた吹き寄せ壁が特徴。お茶は言わずと知れた静岡の名産品。国内生産の4割、流通の6割を占め、広大な茶園があるだけでなく、高い技術が継承されている証でもある。秋から冬にかけてススキやササなどの茶草を刈って畝間にまく伝統的な「茶草場農法」は世界農業遺産に認定されている。施設は博物館、茶室、日本庭園、カフェやショップが入る商業館からなる。

ウエルカムティーでスタート

博物館は3階に上ってから下の階へ進んでいく。まずは、ウエルカムティー。季節ごとに異なるお茶を、スタッフが急須でていねいにいれてくれる。眼下の日本庭園を眺めながら味わえる。また、茶園が広がる牧之原大茶園展望テラスもおすすめだ。博物館の展示スペースは、時代も国も越えて、お茶の歴史や文化を学べる内容となっている。国民1人当たりの紅茶消費量トップのトルコに加えて、中国、チベットの喫茶風景が再現され、習慣や飲み方の違いを知ることができる。静岡の茶産業を支えた製茶機械や、お茶の成分を生かした製品など過去から現在までの歴史が詰まっている。

再現された中国の茶館} 再現された中国の茶館

トルコの茶文化を知る喫茶室} トルコの茶文化を知る喫茶室

子どもも大人も楽しんで学べる体験

コンセプトの1つは体験。世界各国から集められたお茶は実際に触れて、香りを楽しむこともできる。カテキンやカフェインといったお茶の成分を学ぶコーナーで成分の結晶を顕微鏡で見たり、香りをテーマにしたコーナーでお茶の香りを当てるクイズやお茶のアロマを体験したりできる。2階にある別料金の体験コーナーでは、茶器を使って日本茶のいれ方を学ぶ体験や、抹茶の原料「碾茶(てんちゃ)」を石臼で挽く体験が大人にも子どもにも人気となっている。毎月2回お茶の手揉み体験ができるほか、時期によっては茶畑での茶摘み体験もできる。

世界の茶葉を触ることもできる} 世界の茶葉を触ることもできる

石臼で挽いた抹茶は持ち帰り可能} 石臼で挽いた抹茶は持ち帰り可能

「綺麗さび」の茶室と日本庭園復元

お茶の知識を深めたあとは、江戸時代に思いを馳せてゆっくりと贅沢な時を過ごそう。博物館の隣には、大名茶人・小堀遠州が手掛けた茶室と日本庭園が復元されている。小堀遠州は「わび・さび」の茶文化を受け継ぎながら、平安時代の王朝文化や和歌の世界を融合させた「綺麗さび」という独自のスタイルを確立。茶室には赤塗りの欄間や赤い土を塗り込んだ壁など、遠州の美意識や世界観が詰まっている。庭園は舟遊びをした池泉回遊式・舟遊式で、自然と人工、直線と曲線といった対比が特徴のひとつ。庭園を眺めて本格的な茶室で茶道体験ができるので、日頃の忙しさを忘れる非日常の時間を満喫できる。

江戸時代の庭園を精巧に再現} 江戸時代の庭園を精巧に再現

茶道体験をできる本格的な茶室} 茶道体験をできる本格的な茶室

スポット詳細

住所
静岡県島田市金谷富士見町3053-2 map map 地図
電話番号
0547465588
時間
9:00-17:00(最終入館16:30)
[茶室]9:30-16:00(最終入館15:30)
休業日
火(祝の場合は翌平日)、年末年始
料金
[観覧料]300円
※大学生以下・70歳以上・障害者無料(要証明)
駐車場
あり(80台、大型バス8台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、PayPay、LINE Pay、d払い、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円, 1,001-3,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • お茶の世界を堪能できました☆
    5.0 投稿日 : 2022.03.19
    静岡の観光で初めて来館しました。観覧料300円で博物館の展示だけでなく、茶室や日本庭園の観覧も可能です。開館は17時までですが、茶室の入室は15時半までのため注意が必要です。博物館の入館時には、おもてなしのお茶を頂けます。展示については静岡を代表とする日本のお茶だけでなく、中国を初めとする世界各国の喫茶文化についての展示もあり非常に見応えのある内容でした。各国の茶葉を実際に手に取ってみて、触っ...
  • リニューアルオープンされた茶の都ミュージアム
    4.0 投稿日 : 2021.04.19
    新緑、新茶の季節到来、リニューアルオープンされた茶の都ミュージアムに、入館しました。静岡空港から旅行前、入館したことがあるが、世界にあるお茶を飲む雰囲気が味わえ、上海の茶房の雰囲気の建物がいいですね。庭園も整備され、土産物も豊富になったのかな。入館料600円、抹茶サービスがありがたいです。
  • 抹茶パフェが美味しい
    5.0 投稿日 : 2020.08.20
    ななやのパフェを、ここでも食べることができます。お茶畑を見ながら、風を感じる開放的なテラスで食べるパフェは絶品*

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アクセス

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