清水魚市場 河岸の市

市場

仲卸業者が集まった「水産物の台所」で、漁港グルメを味わう

「新鮮でおいしい魚を気軽に食べてほしい」という思いのもとに生まれた清水港に隣接する市場。清水魚市場の仲買人が直接販売する珍しい施設で、水産物を手頃に買えるほか、海鮮丼などの港グルメも味わうことができる。

新鮮な魚が並ぶ「いちば館」の様子} 新鮮な魚が並ぶ「いちば館」の様子

清水駅前で開催されたマーケットが前身

「清水魚市場 河岸の市」は、かつて地元で開催されていたマーケットが前身となっている。1995年(平成7)、清水駅の東広場を有効活用しようとスタートした「清水ポートサイドマーケット」は、マグロを中心とした地元の海産物や地場産品などの販売ブースや、寿司などの飲食ブースが並び、地元を中心に多くの観光客が訪れる人気のマーケットになった。当初、土地活用のつもりで3年間程度の開催予定だったが、好評だったため5年7か月も続く。その後、「せっかくできた人の流れを持続させたい」という思いから、2001年(平成13)、仲買人が直販する魚市場「いちば館」をオープン。2012年(平成24)には、食事処の集まる「まぐろ館」が増設された。

天気が良ければ富士山が見えるかもしれない} 天気が良ければ富士山が見えるかもしれない

マグロが自慢! 日本三大美港・清水港

富士山や三保松原(みほのまつばら)に囲まれた景観の良さから、日本三大美港のひとつにもなっている清水港。西暦600年代には百済支援のために水軍を率いて出港したという記録が残っており、戦国時代には武田氏や徳川氏の水軍基地として栄えていたそうだ。その後も江戸時代には年貢の集積拠点として、明治にはお茶の主要輸出港として、そして今ではさまざまな産業の国際貿易港として栄え続けている。なかでも冷凍マグロの有数の水揚げ地として知られ、おいしいマグロを目当てに「清水魚市場 河岸の市」を訪れる人も多い。

店頭には駿河湾で水揚げされた魚が並ぶ。品ぞろえの豊富な午前中がおすすめ} 店頭には駿河湾で水揚げされた魚が並ぶ。品ぞろえの豊富な午前中がおすすめ

清水港自慢のマグロの切り身も、リーズナブルな価格で並ぶ} 清水港自慢のマグロの切り身も、リーズナブルな価格で並ぶ

仲買人から直接購入できるので安い!

「いちば館」の魅力は、なんといっても仲買人から直接魚を購入できるので安いということ。一般的には、仲買人が市場の競(せ)りを通じて魚を購入、その仲買人を通じてスーパーや魚屋、飲食店などの小売店が魚を仕入れ、その後、一般消費者である私たちが魚を購入できる。一方、こちらの「清水魚市場 河岸の市」では、直接仲買人から魚を購入できるため、中間マージン分が安くなるのだ。この仲買人から直接購入できるという仕組みは、全国的にも非常に珍しいそう。「いちば館」は、新鮮な魚介類をはじめ、干物、野菜、お茶、乾物なども並び、 「水産物の台所」として品ぞろえも豊富。クール便での発送も可能だ。

マグロを中心とした海鮮丼などをいただける「まぐろ館」1階の様子} マグロを中心とした海鮮丼などをいただける「まぐろ館」1階の様子

マグロ料理や海鮮丼などの漁港グルメも

「いちば館」の数店舗と「まぐろ館」では、清水港自慢のマグロ料理や、海鮮丼、寿司などをいただくことができる。なかにはマグロを積み上げて富士山に見立てたインパクト抜群のマグロ丼を提供するお店もあるので、旅の思い出にチャレンジしてみてはいかがだろう。各店舗、さまざまな趣向を凝らしており、店頭にはわかりやすい食品サンプルがおいてある。その日の仕入れによってお得な料理もあるので、じっくり比較しながら店選びを楽しめるのも魅力だ。

「まぐろ館」2階の様子} 「まぐろ館」2階の様子

マグロを富士山に見立てたインパクト大の定食も。} マグロを富士山に見立てたインパクト大の定食も。

スポット詳細

住所
静岡県静岡市清水区島崎町149 map map 地図
電話番号
0543553575
時間
[いちば館]9:30-17:30
[まぐろ館]店舗により異なる
※営業時間は変更する場合があります。
休業日
[いちば館]水、他
[まぐろ館]店舗により異なる
駐車場
あり
クレジットカード
店舗により異なる
電子マネー/スマートフォン決済
店舗により異なる
英語メニュー
あり(店舗により異なる)
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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