青葉横丁
独特な種に、青海苔とだし粉をかけて食べる「しぞ~かおでん」
静岡市民のソウルフード「静岡おでん」
地元では「しぞーかおでん」と呼ばれる静岡おでんは、静岡市民が子どものときから親しんでいる食べ物。子どもの頃は近所の駄菓子屋や市民プールの近くのお店で、大人になってからは居酒屋でお酒のつまみとしていただくのが静岡流。創業100年を超えるお店もあるほど、古くから愛されている静岡市民のソウルフードだ。「静岡おでん」には、「静岡おでん五箇条」という定義があり、(1)黒はんぺんが入っている、(2)黒いスープ、(3)串に刺してある、(4)青海苔、だし粉をかける、(5)駄菓子屋にもある、という条件を満たしているものが「静岡おでん」といわれている。
牛肉系の出汁を使った真っ黒なスープ
真っ黒なスープのもとには、牛すじ肉などの牛肉系の出汁と、濃口醤油を使っているほか、多くの店がスープを継ぎ足し継ぎ足しで使っているので、さまざまな味が混じり合い、煮込まれ、真っ黒になる。色が黒いからといって、決して味も濃いわけではなく、どちらかというコクのある味わいだ。特徴的な具材は、静岡の郷土食でもある黒はんぺんをはじめ、魚肉の練り製品の多いことが特徴。初めて「静岡おでん」のお店を訪れた場合は、ほとんどの店にあるという「黒はんぺん、信太(しのだ)巻き、牛すじ」の3点をまずいただくのがおすすめだ。
戦後に屋台だった店がおでん街に
静岡の街なかには「青葉横丁」と「青葉おでん街」があり、それぞれに20軒前後の店が入っている。いずれも昭和レトロを感じる雰囲気。もとは戦後間もない頃、この辺りで屋台として軒を連ねていたのが始まりで、当時は200軒ほどの店があったという。その後、市街地の再開発にともない、屋台のあったところに店が集まり、おでん街として今に残る。よくガイドブックに掲載されていることから観光客が多く訪れるが、地元客の利用も多い。カウンターだけの小さな店も多いため、その場で観光客と地元客との交流が生まれるのもおもしろいところ。男性はもちろん、女性のおひとり様も最近では増えているそうだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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