新美南吉の生家(渡辺家)

その他の史跡/建造物

童話作家・新美南吉が幼き日を過ごした家

半田市の景観重要建造物に指定されている新美南吉生家。戦後は人手に渡っていたが、市が購入して復元し、1987年(昭和62)から公開している} 半田市の景観重要建造物に指定されている新美南吉生家。戦後は人手に渡っていたが、市が購入して復元し、1987年(昭和62)から公開している

『ごんぎつね』『手袋を買いに』などの作品で知られる童話作家・新美南吉(本名:新美正八、1913(大正2)~1943年(昭和18))の生家。父・渡邉多蔵、母・りゑの次男としてこの家に生まれた。向かって右側は多蔵が営んだ畳屋、左側は下駄屋となっている。4歳で実母を亡くした南吉は、祖母の家に養子に出され新美姓となるが、寂しさに耐えられずこの家に戻ることとなった。小説『音ちゃんは豆を煮ていた』には、家から往来を眺めるのが好きな主人公が登場するが、幼き日の南吉も道行く人をよく眺めていたという。この家での生活が南吉の想像力をはぐくみ、創作の原点になったと考えられる。また、この家は童話『狐』や『小さい太郎の悲しみ』など、病と闘いながら最期の作品を執筆した場所でもある。生家の周囲には岩滑八幡社(やなべはちまんしゃ)、常福院、光蓮寺など南吉ゆかりの地や、物語の舞台となった場所が多くあるので、巡ってみるのもおすすめだ。

継母・志んが営んでいた下駄屋などが当時のままに復元されている} 継母・志んが営んでいた下駄屋などが当時のままに復元されている

家屋は傾斜地に建てられており、表から見ると1階建てだが裏へ回ると実は2階建てということがわかる。下駄屋の土間にある階段は、小間などがある1階に続く} 家屋は傾斜地に建てられており、表から見ると1階建てだが裏へ回ると実は2階建てということがわかる。下駄屋の土間にある階段は、小間などがある1階に続く

南吉の遊び場であり、作品にも登場する「常夜灯」が生家の目の前にある} 南吉の遊び場であり、作品にも登場する「常夜灯」が生家の目の前にある

スポット詳細

住所
愛知県半田市岩滑中町1-83 map map 地図
エリア
知多エリア
電話番号
0569264888
時間
9:00-17:00
休業日
年末年始
料金
無料
駐車場
あり(乗用車5台、バス1台)
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • ごんぎつねの作家
    3.0 投稿日 : 2019.05.01
    ごんぎつねに代表される児童作家の生家です。近くには彼岸花の土手もあり、ごんぎつねの世界そのものです。
  • 現状保存されています
    4.0 投稿日 : 2019.03.21
    再現などではなく、実際の生家が現状保存されています。明治村に移築するのではなく、実際の場所にあるのは、非常に有意義です。
  • 南吉の息づかいが感じられます。
    4.0 投稿日 : 2018.09.22
    お彼岸の時、半田口駅で降りて徒歩5分この生家に立ち寄り、更に5分で矢勝川の彼岸花を経由して新美南吉記念館へのコースです。この生家は庶民の暮らしをよく表して人の息遣いが感じます。畳屋と下駄屋を営みその地下には台所と風呂があります。このような環境にあったので、南吉の世界が形ずったと思われます。

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アクセス

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最寄り

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