三重県総合博物館 (MieMu)

博物館/科学館

4.0

松阪・津エリア

三重の風土をまるっと凝縮！　遊んで学べる総合博物館

三重の自然、歴史、文化を紹介する総合博物館として、2014年(平成26)に開館。展示エリア、交流創造エリア、ミュージアムフィールドの3エリアがあり、講座やフィールドワークなど参加型のイベントも随時行っている。

日本初となるミエゾウの全身骨格復元標本。国内で発見された陸上の哺乳類としては最大サイズ

津市郊外にあり、三重県総合文化センターに隣接する3万8884平方メートルの敷地に建設。東海エリア初の総合博物館だった旧三重県立博物館の資料を引き継いでいる。建物内の見学スペースは、有料の展示エリアと無料の交流創造エリアで構成。南北に長く起伏に富んだ地形、豊かな海と山、古くから交通の要所として発展してきた歴史と文化など、三重の多様性を学ぶ場となっている。建物の東側に広がる中庭はミュージアムフィールドとして活用され、自然観察会などのフィールドワークが行われている。

建物1階は収蔵庫や研究室になっており、2、3階が見学スペース

有料の展示エリアは基本展示室と企画展示室に分かれている。企画展示に関連した講演会やワークショップなど展示以外のイベントも実施。基本展示室では大杉谷、鈴鹿山脈、伊勢湾など特徴的な自然環境を外側に配置し、そのなかで育まれた文化や人々の生活を中央で紹介している。グルグルと渦巻き状に外側から中心に向かって見学していくと、自然の恩恵を受けて育まれた人々の歴史や文化の発展を、ひとつのストーリーとして捉えることができるよう工夫されている。

外側の木々は、多雨がはぐくむ森として大杉谷と大台ケ原の自然を再現。内側のパネルや展示は三重県の産業や三重県出身の文化人を紹介

お伊勢参りに訪れる参拝客をもてなした御師(おんし)が、旅人のために用意した神楽膳(かぐらぜん)を再現

タッチパネルなどを用いて、楽しく学べる工夫がされている

入館料なしで見学できる、交流創造エリアの充実ぶりにも目を見張る。三重県で初めて化石が発見されたことから名づけられたミエゾウの全身骨格復元標本や、三重県に生息している昆虫標本や動物・魚のはく製などが展示されている「三重の実物図鑑」、トンネルにもぐったり坂道を上ったりしながら探検できる「こども体験展示室」など、大人も子どもも夢中になれる展示が満載。図録や書籍などの資料も充実している。企画展の図録やオリジナルグッズを販売しているミュージアムショップもチェックしよう。

吹き抜けには、三重を象徴する動物や文化などをデザインしたモビールが飾られている。うしろに見えるのが三重の実物図鑑

ミュージアムショップでは、過去の企画展の図録も販売されている

最寄り駅であるJR紀勢本線・近鉄名古屋線津駅から「三重県総合博物館(MieMu)」までは徒歩約25分。まっすぐ目的地を目指すには少し遠く感じられるが、道幅が広く、緑が多いので、周りの景色を眺めながらのんびり歩くにはちょうどいい。中間地点付近にある「三重県立美術館」で美術鑑賞をしながら休憩するのもおすすめだ。誰もが知っている有名画家の作品も多く所蔵しているので、ぜひ立ち寄ってみよう。伊勢自動車道・津ICから約10分と、車でのアクセスも便利だ。

スポット詳細

住所: 三重県津市一身田上津部田3060 地図
エリア: 松阪・津エリア
電話番号: 0592282283
時間: 9:00-17:00(展示エリアの最終入場は16:30まで)
休業日: 月(祝の場合は翌日)、12/29-1/3
料金: [基本展示室]一般520円、学生310円、高校生以下無料
※企画展はその都度定める
駐車場: あり(1,400台)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、LINE Pay、メルPAY、auPAY)
Wi-Fi: あり
コンセント口: なし
喫煙: 不可
滞在目安時間: 60-120分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可

情報提供：ナビタイムジャパン

クチコミ

もう少し遊びましょう

投稿日 : 2020.09.09

凄くお金をかけて作られた建物ですね。一時間ほど時間が余ったので、行ってみました。コロナ禍なので展示内容にも色々制限がかかっていましたが、510円の入場料としては、それなりに楽しめる内容だったと思います。ただ、非常に平べったい展示なので、もっと尖った特徴のある内容の展示の方が人を呼べるのでは？と思いました。例えば伊賀忍者とか...
見応えがある博物館

投稿日 : 2020.07.28

津駅からバスを使い訪問しました。見応えがある展示で満足感があります。特別展は近藤喜文展が行われていましたが、さほど混雑することもなくゆっくり観覧できました。
現役感のある施設

投稿日 : 2020.04.11

特別展:三重の仏像の開催期間に行きました。国宝は一点もなかったのですが、豊富な展示数や快慶の作品もあったりして、見応え十分でした。日本各地に出かけた際に、都道府県や市町村の博物館に足を運びましたが、間違いなく充実している部類に入ると思われます。常設コーナーでは、三重の特性として「東西の交流」、「南北の共存」という二軸の観点から自然や文化の説明がされていて、いい見せ方をされていると感じました。施設...