木曽駒ヶ岳
中央アルプス最高峰「駒ヶ岳」は老若男女に人気の登山スポット!
アクセス良好な駒ヶ岳ロープウェイ
木曽駒ヶ岳の登山ルートはいくつかあるが、最もポピュラーなのが今回紹介する駒ヶ岳ロープウェイを利用したルートだ。ロープウェイの「千畳敷駅」から山頂までは約4時間で往復できるため、日帰り登山のコースとして人気が高い。駒ケ岳ロープウェイの始発である「しらび平駅」まではマイカー規制があり、路線バスに乗って向かうことになる。車の場合は、中央自動車道の駒ヶ根ICから3分ほどのところにある菅の台バスセンターの駐車場(有料)に停めて、そこからロープウェイ駅行きのバスに乗る。路線バスはJR駒ヶ根駅や駒ヶ根ICも通っているため、電車、高速バスといった公共交通機関でも行くことができる。
高低差950mは日本一! 7分半の空中散歩
路線バスは細い山道を華麗な運転で上がっていく。30分ほど揺られていると、駒ヶ岳ロープウェイの山麓駅である「しらび平駅」に到着。葉先の白いモミの木に似た木「シラビソ」のなだらかな原生林を切り開いて造られたことから名付けられたこの駅は、標高1662mに位置している。ここから15分ほど歩くと「日暮の滝」へ行くこともできるが、今日は日暮の滝はロープウェイの上から眺めることに。ロープウェイの所要時間は7分半。標高差950mの空中散歩を終えると、日本一標高の高い駅「千畳敷駅」に到着。駅構内にはレストランや売店がある。展望テラスもあるので、ロープウェイや南アルプスを一望しながらコーヒーをいただくこともできる。
標高2956mの木曽駒ヶ岳山頂へ
登山口の神社で安全祈願のお参りをしたら山頂を目指そう。歩き始めてすぐに「八丁坂」と呼ばれる急坂があるが、ここを過ぎればあとはゆるやかな登り。途中、首を上げたオットセイのように見える「オットセイ岩」や、駅から1時間程度で到着する乗越浄土(のっこしじょうど)からのダイナミックな景色とともに登山を楽しもう。「駒ヶ岳」と呼ばれる山は日本各地にあり、その由来は馬の形をした雪形(残雪)からといわれる。ほかにも島田娘、種蒔き爺といった雪形も見られ、古くから農業の目安にされてきた。木曽駒ヶ岳はまた山岳信仰の山でもあり、1532年(天文元)に木曽上松の徳原春安という人物が山頂に駒ヶ岳神社を安置したと伝えられる。
四季折々の風景を楽しむ
駒ヶ岳ロープウェイは通年運行のため、桜、高山植物、紅葉、雪景色と四季折々の風景を楽しむことできる。特に夏の千畳敷カールは高山植物の宝庫として有名だ。また、春にはゲレンデが整備され、春スキーを楽しむこともできる。周辺には枝垂桜やスイセンの見られる光前寺やキャンプ場などアウトドア施設、蒸留所の工場見学や博物館などもあり、早めに登山が終わっても巡る場所には事欠かない。また、菅の台バスセンターのすぐ近くには「こまくさの湯」という温泉施設もある。登山で疲れた身体を温泉で癒やしてから家路に着くのはいかがだろうか。
スポット詳細
- 住所
- 長野県木曽郡 地図
- 料金
- [バス・ロープウェイ往復(菅の台バスセンター-しらび平駅-千畳敷駅)]4,200円
- 駐車場
-
なし(自家用車不可)
※菅の台バスセンターよりバスで移動、バスセンターに駐車場あり
約1,000台、1日800円 - 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 120分以上(ロープウェイ駅から往復5時間)
情報提供: ナビタイムジャパン