生島足島神社
池に浮かぶ島に置かれた本殿、信州屈指の古社
車でも電車でも参拝楽々
千曲川の左岸、上田市塩田平の一角にある神社で、お祀りしているのは大地の神。万物を生み育て生命力を与える神「生島大神」と、万物に満足を与える「足島大神」が祀られている。敷地内には無料駐車場があるので、車での参拝もスムーズ。最寄りの上田菅平ICからはバイパスを抜けて25分ほどで到着する。公共交通を使う場合は、JR上田駅からローカル電鉄別所線を利用する。15分ほど電車に揺られ下之郷駅(しものごうえき)で降りると、駅前を背にして右手側に大きな鳥居が見える。別所線の沿線には他にも寺社仏閣があり、終着駅は温泉地。田園風景を眺めながら、のんびり電車旅もおすすめだ。
参拝は境内の配置に注目
神社には、生命の源となる「水」をたたえる神池(かみいけ)がある。その上に浮かぶようにして御本社が建てられ、橋を渡って参拝する。御本社の奥には室町時代に建てられた内殿があって御神体があるのだが、生島足島神社の内殿には床がない。そこにある「土」が御神体として祀られているのだ。その御神体と向かい合うように建つ諏訪大社は、「風」の神様。また生島足島神社は、「光」が通り抜けるよう東西に鳥居がある。夏至の日には太陽が東の鳥居の真ん中から上がり、冬至の日に西の鳥居の中心へ沈む。季節の節目に起こる神秘的な光景をひと目見ようと、当日は多くの人が訪れるという。国土の中心にある、水と風と光。私たちの暮らしに欠かせない、豊かな自然が祀られた神社なのだ。
言い伝えや貴重な資料がたくさん
池の真ん中にある御本社は、海に浮かぶ日本列島を表している。創建は不明ながら、まだ神々がいた時代、建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)が諏訪に向かう途中に奉仕したという言い伝えが残っているのもおもしろい。今も続く御籠祭(おこもりさい)がその名残。これは毎年11月から4月のおよそ半年間、摂社の諏訪神が生島足島神社の本社へ移り、御粥を炊いて生島足島神に献供するという特殊神事だ。
さらに戦国の時代には、武田信玄や真田昌幸、幸村からの信仰があつく、境内には戦勝願状や起請文など奉納された文書が残っている。同時期の起請文がこれほど多く残っているのはめずらしく、国内でも他に例を見ないと言われている。
スポット詳細
- 住所
- 長野県上田市下之郷中池西701 地図
- エリア
- 東信州エリア
- 電話番号
- 0268382755
- 時間
- [授与所]8:30-16:30
- 休業日
- なし
- 駐車場
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あり(300台)
※無料 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- 喫煙
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- よく分からない神様です
- 知識が無いせいか、ご由緒を読んでも良く分からない神様です。生島大神は万物を生み育て生命力を与え、足島大神は国中を満ち足らしめ人々の願いに満足を与えてくれるそうです。上田電鉄下之郷駅スグです。コイに餌をあげたのが一番の思い出になりました。
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- 格式高き神社
- 全くこちらの神社を知りませんでしたが、個人的な経験を元に知りえることができ訪問させて頂きました。由緒正しき歴史などを拝読させて頂きますと全国区では有名ではないけど、知る人ぞ知る的な神社かと感じました。
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- 生島足島神社/長野県上田市[信州二宮]上田藩主であった真田家の信仰が篤かった朱塗りの社殿
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