サイエンスヒルズこまつひととものづくり科学館

科学やものづくりの魅力を発信する体験型科学館

繊維産業や機械産業で栄え、ものづくりの町として発展した小松。「サイエンスヒルズこまつ」は、ものづくりの礎となる科学をテーマとした施設だ。さまざまな体験や映像などを通じて、科学への好奇心を満たしてくれる。

小松駅から徒歩約3分。夜はLED照明によるイルミネーションで彩られる

JR小松駅東口のすぐそばに、なだらかな山並みを思わせるユニークな外観の建物がある。ここが、ものづくりの町・小松を象徴する科学館だ。館内随所に科学を楽しく学べる仕掛けが施されており、来館者の探求心をかきたてる。入館は自由で、体験型展示ゾーン「ワンダーランド」は無料ゾーン、ドーム型シアター「3Dスタジオ」が有料ゾーンとなっている。ワンダーランドの展示には、歯車や光、電気といった科学の原理を体験しながら学べる仕組みが満載。たとえば「滑車の科学」展示では、滑車の組み合わせによって重りの手ごたえが変わることを体感できる。見て納得、体験してさらに納得というわけだ。国際宇宙ステーションの実験棟を再現した模型展示も興味深い。宇宙飛行士の暮らしを垣間見て、宇宙に思いを馳せてみよう。またワンダーランド内にある2つのラボでは、年間900回を超える様々なジャンルの体験教室を実施しており大変人気が高く、親子などで楽しみながら一緒に実験やものづくり体験をすることができる。

「ワンダーランド」では、身近な暮らしに科学の原理が活用されていることを実感できる

国際宇宙ステーション「きぼう」のほぼ実物大モデル。宇宙飛行士の寝室ものぞいてみよう

直径16mのドームに立体映像を映し出す「3Dスタジオ」も見どころのひとつ。高輝度・高精細の4Kプロジェクターを備えており、視界いっぱいに広がる美しい映像に思わず息をのむ。宇宙や科学に関連する番組や、満天の星が広がるプラネタリウムなど上映内容は日時により異なるが、迫力ある映像と音に包まれるひとときをぜひ体験してほしい。館内無料エリアのエントランスやロビーにも、地球の自転を証明する「フーコーの振り子」や、太陽光で虹を描き出す「プリズム照明」など、科学にまつわる仕掛けが散りばめられており、子どもたちは新しい発見にワクワクしそうだ。

「3Dスタジオ」は収容人数120名、日本有数のドーム型3Dシアターだ

周辺の街の風景に溶け込む建物にも、ぜひ注目してほしい。ゆるやかな丘が幾重にも連なるような美しいデザインが国内外の注目を集め、2015年(平成27)には国内の優秀な建築に贈られる「BCS賞」を受賞。建物の屋上には芝生や遊歩道が整備されており、丘を上ったり下ったり、探検気分を味わいながらのんびりと散策するのも楽しい。丘の上は見晴らしもよく、晴れた日には「日本三名山」のひとつ・白山の雄姿を望むことができる。屋上にはボルダリングのチャレンジウォールが設置されている。子どもから大人まで、挑戦者は多いとか。我こそはと思う人はボルダリングにチャレンジしてみよう。

遊歩道の階段は全部で156段。屋上が展望台となっている

屋上に突き出た3Dスタジオのドーム外壁に設けられたボルダリングウォール

スポット詳細

住所: 石川県小松市こまつの杜2 地図
エリア: 白山・小松エリア
電話番号: 0761228610
時間: [4月-9月]9:30-18:00(有料観覧受付は17:00まで)
[10月-3月]9:30-17:00(有料観覧受付は16:30まで)
休業日: 月(祝の場合は翌平日)、年末年始
※GWと夏休み期間中は無休
料金: 【観覧料】
[大人]500円
[高校生以下(3才以上)]250円(3Dスタジオ上映1回が利用可)
[団体(20名以上)]大人400円、高校生以下200円
駐車場: なし
※駅周辺の市営駐車場をご利用ください。大型バスは要問合せ
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
※観覧料および体験教室のお支払い利用可能、ヒルズショップはPayPayのみ利用可能
Wi-Fi: あり(Hills-Wifi)
コンセント口: なし
喫煙: 不可
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間: 60-120分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい