蘇洞門めぐり
遊覧船で日本海の荒波が削り出した絶景を楽しむ
運航は3月1日から11月末まで。料金は大人2000円、子ども1000円
遊覧船に乗り込み、断崖美の間近へ
福井県小浜市の北東部、内外海(うちとみ)半島北側にある蘇洞門は、花崗(かこうがん)岩が波の浸食などで削られて生まれた断崖や奇岩、洞門などを見られる約6kmの海岸だ。古くから奇勝として知られており、江戸時代中期の地誌『若狭国志』や『小浜城下蘇洞門景観図』にもその姿が描かれている。小浜市内にある若狭フィッシャーマンズ・ワーフからは、岩々を間近で見られる遊覧船が1日5回出航している。天候によっては欠航もあるので、公式Twitterで出航時刻や出航状況を事前確認しておこう。乗船して海原へ出ると、爽やかな潮風がデッキに立つ全身を吹き抜ける。これから出合う景色への期待が高まってくるはずだ。
海上からでしか見られない名所の数々
「蘇洞門めぐり」で代表的な見所は、「鎌の腰」「唐船島」「あみかけ岩」「夫婦亀岩」「白糸の滝」「大門・小門」の6か所だ。「鎌の腰」は、鎌の柄の部分に姿が似ているためその名がついた。「唐船島」には、昔、南蛮人を乗せた唐船をつないだという伝承がある。「夫婦亀岩」は、亀に似た2つの岩が上下に重なりあっているところから。「白糸の滝」の名は岩崖から一筋の水が白糸のように海に注いでいることにちなんでいる。そして、「大門・小門」は、岩の一部が波に打ち落とされてできた海蝕洞だ。波が穏やかなら「大門・小門」のある入江は遊覧船が5分ほど停泊するクルージングの折り返し地点になっており、下船して「大門・小門」をベストアングルで撮影してみよう。
「大門・小門」。この写真は船が停泊して上陸した際に内側から見られる景観で、年間の上陸率は1割未満
海の幸や伝統工芸が並ぶ複合空間
約60分のクルージングを終えたら、若狭フィッシャーマンズ・ワーフの館内でショッピングを楽しもう。酢と塩で味付けしたレンコ鯛を樽に詰めた小浜名産「小鯛のささ漬」をはじめ、糠と塩で漬け込んださばのへしこや、肉厚で種の小さい福井梅、地酒、銘菓など、地域の特産品を各種取りそろえている。また、小浜は塗箸の国内生産の80%以上を占める「若狭塗箸」の産地であり、館内には塗箸を販売するコーナーがある。長く愛用したいと思える一膳を選んで、旅の記念となる自分土産に。館内には海鮮レストラン「海幸苑」や日本海の新鮮なネタをそろえる寿司・鮮魚の「とれとれ寿司」も営業しており、若狭ならではの味覚も存分に堪能しよう。
スポット詳細
- 住所
- 福井県小浜市川崎1-3-2
- エリア
- 小浜エリア
- 電話番号
- 0770523111
- 時間
- 9:30-15:30
- 休業日
- 海上状況により欠航あり、12月-2月全便運休
- 料金
-
[乗船料]大人(中学生以上)2,200円、小学生1,100円
※人数により割引あり - 駐車場
- あり(150台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy)
- Wi-Fi
- あり(FREE Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可(要相談)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(小型犬で全身ケージに入っている場合のみ可)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン