道の駅 遠野風の丘
日本の原風景が残る場所で遠野の食文化に触れる
遠野の美しい里山風景を見られる風の丘
東北横断自動車道釜石秋田線遠野ICを降りて約2分。JR釜石線と並走しながら国道283号線・遠野バイパスを走ると、右側に大きな白い風車が見えてくる。その近くにあるのが道の駅だ。田園風景のなかにある古民家をイメージした施設には、産直・物販ホール、フードホール、名物バケツジンギスカンを屋外で楽しめる展望デッキなどが併設されている。オープンテラスは、六角牛山(ろっこうしさん)と猿ヶ石川を見渡せる最高のロケーション。施設のエントランスには愛嬌のあるカッパ神が鎮座しているので、まずはここで旅の安全と開運を祈願してから遠野の旅を始めよう。
遠野の里山の恵みが所狭しと並ぶ
施設正面入ってすぐのところに産直・物産のコーナーが設けられており、75人の地元生産者が丹精込めて育てた野菜や生花、名産のホップを使用した地ビールなどがずらり。特に遠野地方は花の栽培が盛んで、15~20の農家が年間を通してこの施設で生花を販売している。また、山菜の種類が多いのも豊かな里山のある遠野ならでは。注目は「パドロン」というシシトウに似た野菜。日本ではあまりなじみがないが、スペインではビールの定番おつまみで、ビールの原料であるホップの産地・遠野の新しい特産品として売り出し中だという。素揚げやフリットにするとほろ甘くて少し苦みがあり、ビールとの相性は抜群だ。
こだわりの漬け物や遠野の名産品が集結
「遠野朝市 お漬物」のコーナーで販売されている漬け物は、枝豆やトマトといった珍しい種類も多い。2月には全国から自慢の漬け物が集まる「漬物市」が開催され、遠野の人たちの漬け物へのこだわりが垣間見える。遠野の郷土菓子といえば、やはり「明がらす」。クルミと米粉やゴマなどを使った練り菓子で、店により少し味や食感が異なる。食べ比べてお気に入りを見つけてみては。ホップを使ったノンアルコール飲料「遠野風の丘ホップソーダ」350円は甘みがなく、ほどよい苦みと爽快感でドライバーにも人気。おいしいうえに、0カロリーでヘルシーなのもうれしい。ちなみに「道の駅 遠野風の丘」の売上1位は野菜、2位は餅。お土産コーナーでは、独特の酒の風味がクセになる遠野銘菓「醪饅頭(さかまんじゅう)」がいちばん人気だという。
カッパと友だちになれば、賞金1000万円!?
「道の駅 遠野風の丘」は、遠野旅の帰り道、高速に乗る前にお土産探しに立ち寄るのにもちょうどいい場所にある。日本酒なのに甘酒みたいで飲みやすい「どぶろく 河童の舞」180㎖ 550円や地ビール、遠野のそば粉を使った遠野そばに名産ワサビを使ったドレッシング、カッパのグッズなど、ほかでは買えない名産品が並ぶ。施設から車で10分ほど山側に上ると、カッパたちが住民にいたずらをして驚かせていたといわれる有名な「カッパ淵」がある。道の駅で「カッパ捕獲許可証」220円を購入して、カッパを捕獲しに出かけてみるのもおもしろい。カッパと仲よく遠野市観光協会へ行くと、なんと賞金1000万円がもらえるという。しかし、やはり今までカッパと仲よくなった人はいないそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 岩手県遠野市綾織町新里8-2-1 地図
- エリア
- 花巻・遠野エリア
- 電話番号
- 0198620888
- 時間
- [物産・フードホール]9:00-17:00(季節により変更あり)
- 休業日
- 元旦
- 駐車場
- あり(232台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、auPAY)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン