三陸鉄道
NHK朝ドラ『あまちゃん』でも話題になったローカル鉄道
車両に施された三陸鉄道の基本カラーリング。ドラマで見た人も多いのでは?
全国から応援の声が集まっている
岩手県宮古市に本社を構える「三陸鉄道」は、数あるローカル鉄道のなかでも特に話題性が豊富で、多くの人たちに愛されてきた鉄道だ。記憶に刻まれているのは、東日本大震災により三陸海岸沿線の町が甚大な被害を受けたなか、わずか5日後に一部で運転を再開し、周辺住民の希望の光となったことだ。これまでは宮古駅以北の北リアス線と、釜石駅以南の南リアス線に分かれていたが、震災後の2019年(令和元)に宮古~釜石駅間のJR山田線がJR東日本から移管されたため、盛から久慈駅までの全長163kmが三陸鉄道によるひと続きの路線となった。
宮古駅駅舎の隣には宮古駅前総合観光案内所も。ここで情報を入手しよう
注目を集める三陸鉄道のプロモーション
三陸鉄道といえば、オリジナルグッズの企画力やプロモーションのアイデア力も有名。その効果もあり、応援隊やファンクラブが結成されるなど、多くのファン獲得に成功している。「ぐるっと遊」跡地にオープンした直営の土産店「さんてつや」では、赤字を喰うという意図で名づけられた「三鉄赤字せんべい」などを販売。そのほか、三陸鉄道は「こたつ列車」「お座敷列車」など、イベントにも積極的だ。2018年(平成30)には宮古駅側と市役所側が連絡通路で結ばれ、市役所側にある街なかやバイパス周辺とのアクセスがしやすくなり、地元民のみならず観光客の利便性も向上したという。
駅の南側に移転した市役所。連絡通路で南北の往来がしやすくなった
恋愛成就の駅に行こう
三陸鉄道といえば、駅それぞれに愛称がついていることでもおなじみ。大船渡市三陸町綾里にある「恋し浜駅」は、地元のブランドホタテ「恋し浜」にちなんで、「小石浜駅」から改称した駅。「愛の磯辺」という愛称がついているため、恋愛のパワースポットとして有名になった。駅舎はなく高台にホームと待合所が設けられた、三陸海岸が見渡せる眺望のいい駅だ。2010年(平成22)には「幸せの鐘」を設置。待合所には特産の「恋し浜ホタテ」の貝殻を再利用した絵馬が置かれており、多くの人がこれに願い事を書いて待合所に飾っていく。三陸海岸には恋愛のパワースポットも数多く存在するので、三陸鉄道に乗車してパワースポット巡りをするのも楽しそうだ。
スポット詳細
- 住所
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岩手県宮古市宮町1-1-80(宮古駅)
地図
- エリア
- 三陸海岸エリア
- 電話番号
- 0193627000
- 時間
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[始発]5:00(宮古-釜石)
[最終]21:20(宮古-釜石) - 休業日
- 無休
- 料金
- [盛-久慈]3,780円
- 駐車場
-
なし
※市営駐車場(有料)あり - クレジットカード
- 一部可
情報提供: ナビタイムジャパン