鳴子ダム
国内初、日本人だけで造られたアーチダム
6年の歳月をかけ完成したビッグプロジェクト
鳴子温泉から国道108号を鬼首方面に車で走ると、10分もかからずに着く鳴子ダム。1952年(昭和27)に着工し、6年の歳月をかけて完成した多目的ダムで、ダムの上部に広がる人造湖は荒雄湖と命名されている。周囲に豊かな広葉樹の森が広がり、栗駒国定公園の山々を見晴らす絶好のロケーションを誇る。新緑、紅葉ともに絶景を楽しめるスポットだ。国道108号は、鳴子温泉から鬼首温泉、さらにその先に進めば秋田県湯沢市に至る景色のいいドライブコースでもある。
「すだれ放流」と呼ばれる新緑のダム放流
紅葉で有名な鳴子峡や、雪質の良さで知られるオニコウベスキー場に近い鳴子ダムは、多くの観光客にとって訪れやすい場所だ。特に、新緑の時期のゴールデンウィークに行われる、貯水された雪どけ水の放流の見学がおすすめ。ダムの上から簾のように静かに放流する姿から「すだれ放流」と呼ばれている。ダム愛好家のなかには、この光景を見にわざわざ遠方から訪れる人もいるという。
鳴子ダムの歴史を学ぶ施設
鳴子ダムの展望台のすぐ近くにあるのが鳴子ダム管理所。ここは展示室を備え、鳴子ダム誕生の歴史やダムの利用目的、周囲の自然環境など、ダムに関するさまざまなことを学ぶことができる。鳴子ダムが建設される前、江合川は強い雨が降るとすぐに洪水となり、大きな被害を出していた。そこで、治水および発電などを目的としたダム建設が決まったという。そうしたダムの歴史を貴重な資料も交えわかりやすく説明している。
鳴子ダム上流部にある公園で遊ぼう
鳴子ダム管理所から上流へ8kmほど進むと、荒雄湖畔公園がある。テニスコートやスナッグゴルフ場、キャンプ場などがあり、川辺でアクティブに遊びたい人におすすめのスポットだ。水辺広場では、カヌーやボート遊びなども可能。あずまややBBQ施設もあるので、夏の週末に気軽にキャンプとBBQを楽しむ人も多い。鳴子ダムの絶景と合わせアウトドアも体験し、鳴子温泉郷の自然を思い切り満喫しよう。
スポット詳細
- 住所
- 宮城県大崎市鳴子温泉岩渕地内 地図
- エリア
- 県北エリア
- 電話番号
- 0229822341
- 時間
-
[管理用通路(4月中旬-12月上旬)]8:00-17:00
[展示室]8:30-17:00 - 休業日
- 年末年始(12/29-1/3)
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(展望広場70台、展示室5台)
情報提供: ナビタイムジャパン