佐倉市立美術館
佐倉と千葉のアートを中心に紹介する美術館
城下町佐倉の美術館
江戸時代、佐倉藩11万石の城下町として栄えた佐倉。現在も当時の武家屋敷をはじめ古い建物が残されているなどそこかしこに風情を感じられる町だ。「佐倉市立美術館」は商家が連なる旧成田街道沿いに1994年(平成6)開館。石とレンガ造りの重厚なエントランス部は、大正時代に建てられた旧川崎銀行佐倉支店の建物が使われている。内部は吹き抜けになり、クラシックな雰囲気だ。
佐倉と房総にゆかりのある作家作品を収蔵
1階はロビーとカフェ。2階は美術館主催の展示を開催。3階は市民ギャラリーとなっていて、企画展開催時には2・3階が特別展示室となる。受付を済ませて、2階の展示室へ移動しよう。収蔵品は佐倉や房総ゆかりの作家の作品を中心に選定されている。佐倉藩の藩士の長男として生まれ洋画家として活躍した浅井忠(あさいちゅう)、藩医の家に生まれ日本を代表する鋳金工芸家となった津田信夫(つだしのぶ)など、郷土の作家の絵画や工芸作品に触れられる。3階は佐倉市民の創作の楽しみを表現する場となっている。企画展も千葉県にちなんだ美術作品を中心とした展示が年に2~3回ほど行われている。
展示室以外のスペースにも注目
自然光が入る1~4階までの吹き抜けの階段には、カラフルな5つのキューブが下がっている。高橋秀(たかはししゅう)の作品『空宙モヌメント 燦(さん)』だ。静けさのなかで、キューブの色の変化と発光が印象的な作品だ。また、館内にはアルネ・ヤコブセンやル・コルビュジエなど名だたる建築家・デザイナー作の10種の椅子が置かれている。見た目のデザイン性だけでなく、しっくりくる座り心地も兼ね備えている名作椅子に体を預けてみよう。
カフェでアートの余韻を楽しみたい
鑑賞のあとは1階ロビーにある「Cafe Buona Giornata(かふぇぶぉなじょるなーた)」でひと休みを。人気メニュー「地たまごプリン」は地元佐倉市にある長谷川養鶏園の滋味豊かな卵を使用している。鮮やかな黄身の色をしたプリンは昔ながらの硬めの食感で、舌の上でなめらかさと卵の味をしっかりと味わえるプリンだ。スイーツ以外にも地元食材を使ったランチを提供している。1階ロビーのフリースペースは美術館に入らなくても利用することができ、ふらりと立ち寄りたくなるような気さくな雰囲気だ。向かいには図書館を中心とした複合施設が2023年(令和5)春に完成し、文化を楽しむエリアとしてますます盛り上がっていきそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 千葉県佐倉市新町210 地図
- エリア
- 成田・北総エリア
- 電話番号
- 0434857851
- 時間
- 10:00-18:00(最終入館17:30)
- 休業日
- 月(祝の場合は翌日)、年末年始(12/28-1/4)
- 料金
-
[入館料]無料(特別企画展は有料)
※観覧料は展覧会ごとに異なります。 - 駐車場
-
あり(55台)
※2023年3月4日午後以降「夢咲くら館」の駐車場を利用可能 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(SakuraCity_FreeWiFi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
-
【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円 - 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 大正7年に建てられたレンガ造りの旧川崎銀行佐倉支店
- 1994年に開館。江戸時代に文武芸術を奨励した佐倉藩11万石の城下町として栄えた中心地に位置し、大正7年に建てられたレンガ造りの旧川崎銀行佐倉支店(千葉県指定有形文化財)の保存と活用を考慮して建設された。
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- 芸術に触れる
- 訪れた時には秋山庄太郎展をやっていました。美しい建物で芸術に触れるというのはいいものです。欲を言えば、こういった知名度のある方の展覧会をもっとやってほしいな。
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- 外観が美しい
- レトロな外観がとてもよかったです。こういった建築が他にも佐倉にはあるのかなと思ったのですが、ここだけでした。
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