鯛の浦遊覧船

遊覧船/水中観光船

天然記念物に指定されている不思議な現象

日蓮聖人生誕地である内浦湾に伝わる伝説がある。1222年(貞応元)2月16日、聖人が生まれると、浜辺には泉が湧いて蓮の花が咲き、海には鯛が群れをなして現れ、聖人誕生を祝ったという。そして今も「鯛の浦」では珍しい鯛の群生を見ることができる。

小湊港を出航する遊覧船 小湊港を出航する遊覧船

国指定の天然記念物

鯛は通常30-150mくらいの深さに生息する魚。これはどこの海でも同じだが、小湊港から船で5分くらいのところにいるマダイは10-30mの浅い海に生息し、普通は単独でいるのに群れをなし、しかも人間が与えるエサを食べる。このような行動が見られるのは世界的に見てもとてもまれ。この海域に生息する鯛が国の特別天然記念物に指定されているのはそのためだ。この行動の理由は科学的には解明されていない。でもここに住む人には不思議なことではないだろう。なぜならここでは長い間鯛を「日蓮聖人の化身」として、エサを与え大切に保護してきたからだ。今でもここでは鯛を獲ることは禁止されていて、もちろん食することはなく、ほかの魚を獲るときに間違って網にかかってしまった場合でも、漁協の冷蔵庫で保存され、一定数になると火葬し、誕生寺にある鯛塚に埋葬している。

群れにはマダイが多くクロダイなども混じる 群れにはマダイが多くクロダイなども混じる

遊覧船に乗って鯛の見物に

鯛の浦遊覧船は小湊漁港に隣接する小湊港を出港する。この遊覧船はとても歴史が長い。なんと鎌倉時代から行われている(歴代の遊覧船の模型が、遊覧船乗り場の2階に展示されている)。当時がどのようなスタイルの遊覧だったかは知る由もないが、現在の遊覧船はこんな感じだ。乗船時間は30分ほど。港を出た船は内浦湾のなかを大きく回って入道ヶ岬(内浦湾の東側の突端)方向に向かい、湾を出た辺りで引き返して大弁天島、小弁天島の前を通って東側の海岸に沿って港へ戻る。戻る途中、湾のなかほどに鯛の生息地があり、ここでエンジンをストップして停泊。船頭さんがエサの魚の切り身を海に投げ入れると、次第に船の周りに鯛が集まってくる。船室の窓を開けると、すぐ目の前でエサを食べる鯛の姿を見られるようになっており、しばし鯛の群れを観察。10分ほどその場にとどまり、港へ戻っていく。ただこれは予定のコースで、その日の天候により変更になる可能性がある。また、この海域に生息する鯛も自然のものなので必ず姿を見せてくれるわけではない。

船の定員は60名。遊覧船は全部で2隻ある 船の定員は60名。遊覧船は全部で2隻ある

窓が開くのですぐ目の前で魚が見られる 窓が開くのですぐ目の前で魚が見られる

船の揺れは天候次第

取材時はあいにく風の強い日で、出港が危ぶまれたが、なんとか15時出港の船に乗ることができた。港は堤防に囲まれているので波もなかったが、港を出たとたんに船はけっこうな揺れとなった。風が強かったので覚悟していたが、船に弱い人は天候とその日の海の様子を確認してから遊覧船に乗るかどうかを決めたほうがいいだろう。この日は湾の外に出ないほうが良いとの判断で、遊覧はせず、まっすぐ鯛の生息する海域に向かった。船が止まると動いているときほどの揺れはなくなり、船内を動き回ることもできた。船頭さんがエサをまいてしばらくすると黒い魚影がいくつか現れ、エサを食べる魚の背びれが見えたが、海上には小波が立っていて、曇りで日差しがなかったため、残念ながらたくさんの魚の姿を見ることはできなかった。天気が良ければ、もっと海の深いところにいる魚まで見ることができたのだろう。

右に見える防波堤を越える揺れが強くなった 右に見える防波堤を越える揺れが強くなった

この日は残念ながら魚はあまりいなかったが船の窓からこんな近くに海が見える この日は残念ながら魚はあまりいなかったが船の窓からこんな近くに海が見える

スポット詳細

住所
千葉県鴨川市小湊183-8
電話番号
0470952318
時間
[4-9月]8:30-15:50(最終便)
[3月・10月]8:30-15:20(最終便)
[11-2月]8:30-14:50(最終便)
休業日
年中無休(荒天時は欠航の場合あり)
料金
【乗船料】
[大人(中学生以上)]1,200円
[小学生]600円
[未就学児]無料
駐車場
なし
クレジットカード
電子マネー/スマートフォン決済
可(PayPay)

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 鯛の餌付けが意外に良かった
    4.0 投稿日:2019.10.18
    遊覧船で沖に出て、島の脇まで行き皇太后が詠まれた詩を披露されました。そこまでは当り障りのない遊覧船、その後左右の窓を開放し、船上から撒かれる餌に群がる魚群を見るわけですが、最初は大きなヒラマサばかりでしたが、途中からタイも交じってきたのでなかなか良い見栄えでした。その後、下船すると小さな資料館があるのですがちょこっと見るには良かったです。
  • 鯛がいない?
    2.0 投稿日:2019.09.04
    鯛じゃなくてブリだった船の乗組員は、元漁師さんなのですかね、年配の男性ばかりで、ぶっきらぼうな人ばかり特に悪い事も無いが、良い印象も無い
  • どう見るかはその方次第
    3.0 投稿日:2019.06.15
    餌を求めた鯛たちが海面い上がってくる姿は…はっきり言ってよく分からない。海中の光の加減や根中海面に近いところで日焼けをした鯛たちは黒く、光の加減もあって明確に判別がつかない。何かが海面にいるのが分かる程度だった。その後、海岸線の名勝など案内がありつつ港へ帰るが、これをどう見るかは人それぞれだろう。なお、乗船客は売店二階にある展示室も無料で見られるが、隊神輿くらい見ておけばそれでいいと思う。外国時...

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