濃溝の滝

パワースポットとして人気の静かな渓谷

長い間存在していた場所が、1枚の写真をきっかけに急に有名になってしまった。いかにも現代のネット社会らしい現象が起こったのが、豊かな自然に囲まれたこの静かなスポットだ。

房総の豊かな自然に囲まれた話題の「映え」スポット 房総の豊かな自然に囲まれた話題の「映え」スポット

SNSで有名になった神秘的な光景

濃溝の滝は、房総半島で最も山深い場所を通過する道路「房総スカイライン」沿いにあるスポット。清水渓流広場内にある、岩盤に空いたトンネルのなかの小さな滝だ。耕作地を増やすために川の流れを変えることを千葉県では「川廻し」と呼ぶが、ここでは川の流れを変えるために岩盤に穴を空けて、そこに川を流すことにした。岩に開けた穴の上流側と下流側の高さに差があったためにそこが滝になった。この川廻しの工事は江戸時代に行われたと考えられているので、それ以来ここに同じ風景があったはずだが、近年1枚の写真によって急にスポットライトを浴びる場所になってしまった。確かにその1枚は多くの人の心をとらえる魅力的なものだ。
人里離れた、静かさが伝わってくるような渓流。岩盤に空いた穴から朝日が差し込んでくる。朝靄を輝かせる光の筋が鏡のような水面に映る。幻想的なその光景がSNSで拡散され、さらに限られた時期にだけ、光がハート形になる神秘的な現象とあいまって、人気スポットに変貌していった。

崩落の危険により一部立ち入り禁止となっていて、2022年1月現在洞窟正面からの撮影はできない 崩落の危険により一部立ち入り禁止となっていて、2022年1月現在洞窟正面からの撮影はできない

ハート形は限られた時期にしか見られない

人気となったハートの形はいつでも見られるわけではない。太陽の位置の関係で、この洞窟にいい具合に光が差し込むのは、3月と9月の彼岸の頃の早朝。当然天気が悪ければ光が差さないので、この時期だからといっても必ず見られるとは限らない。美しいハートを見られたらかなりラッキーだと思ったほうがいい。ハート形の光が見られないとしても、静かな水面に映り込む光や輝く滝の流れはとても神秘的な光景だ。「清水渓流広場」自体魅力的な場所で、春は新緑がまぶしく、夏の夜には蛍が舞い、秋には色づく紅葉が美しい。房総の豊かな四季が感じられるスポットで、渓流を眺めながらマイナスイオンを浴びてリフレッシュするのもいいだろう。

川辺のデッキ。水量により川に近づけない場合もあるので注意したい 川辺のデッキ。水量により川に近づけない場合もあるので注意したい

森と水を感じるハイキング

清水渓流広場には川に沿ったハイキングコースが造られている。無料の駐車場からぐるっとひと回りして戻ってくるまで700mほどの距離。アップダウンもあまりないので、のんびり散歩するのにちょうどいい。まず林のなかの遊歩道を歩いていく。ここは蛇行した川の内側にあってゆるやかな下りだ。下りきったところが川のカーブするところで、「亀岩の洞窟」が目の前に現れる。遊歩道をそのまま進むと川辺にあるデッキへの階段となる。階段を下ってデッキに立つと目の前を流れる清流が気持ちいい。絶景の写真はこのデッキからではなく、川辺に下りたところから撮ったものだ。ここから駐車場へ戻るには、来た道を引き返すこともできるが、両側に立木がある谷のようなところに造られた木道を歩いていこう。そのまま駐車場に戻ることができる。この谷は、「川廻し」によって流れが変わった元の川があったところだ。所どころに池があり、おそらく雨で川の水かさが増せば、こちらにも水が流れることになるのかもしれない。取材時はあいにくの天気で、紅葉の時期の少し前だったが、紅葉のピーク時(この周辺は11月下旬-12月上旬)は、この木道から美しい紅葉が楽しめるだろう。

きちんと舗装された遊歩道は歩きやすい きちんと舗装された遊歩道は歩きやすい

亀岩の洞窟の前にある「幸福の鐘」。叩くと幸福が訪れるかも 亀岩の洞窟の前にある「幸福の鐘」。叩くと幸福が訪れるかも

かつては水の流れていたところに木道が造られている かつては水の流れていたところに木道が造られている

スポット詳細

住所
千葉県君津市笹1954
駐車場
あり 約130台
※無料

情報提供: ナビタイムジャパン

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